入院16日目同室の方が退院する

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私が今いる病室は、大部屋で最大4人まで入れますが、ほとんどの病室が4人部屋を2人で使っています。

おそらく症状ごとに分けて、病室を4人で使ったり2人で使ったりしているんではないかと思いますが

今日の朝同室だった、女性が退院をしていきました。

 

静かな病室でした

 

同室だった彼女は、ほとんど話すこともなく毎日本を読んでいました。

たまに言葉を交わしますが、会話があまり続く事はありませんでした。

でもどっちでもその方が助かったんだと思います。1回だけお互いの症状を話したことがありますが、

同じように強い不眠の症状があり、リストカットやオーバードースなどを繰り返し、結果的にひどいオーバードースをしたことで入院になったと言うことです。

ただ彼女の場合は今年の4月から、病院に通い始めてまだ日が浅い状態だったため、一気に症状が進んだのでしょうか…。

 

そして私と大きく違うのは、もともとのクリニックがこの入院施設を持つ病院に通っていたと言うことです。

そのため入院後も担当医師が変わることもなく、薬の調整を行い、担当医から退院を勧められたと言うことで、1ヵ月の退院となりました。

 

退院して怖いこと

 

2人で話していた時の事ですが、退院して1番怖いのは、家族からの扱い方が怖いと言うことです。

通常の病気であれば、病気になり入院し完治し退院となるため、退院したならばもう治ったのだろう。と言う考えが家族にあるのではないかと言うことです。

ただうつ病の場合は、何度も書くように完治と言う事はありません。一生の付き合いになるかもしれません。

入院はその中で休息に当たる行為だと言うことを、家族が理解をしているかどうかと言うことです。

 

退院してもう元気なんだから〇〇しなさい

退院したんだから病気は治ったんでしょ?

と言うのが1番怖いのです。

そういうことではないそういう入院ではない。と説明してもきっと経験のない人、知識のない人には伝わる事はないと思います。

彼女も、家もきっと退院したんだから元気になったんでしょって言われそうです。

と、言っていました。

 

うつ病での入院

 

うつ病で入院した場合、先ほども書いたように休息と言う意味もありますが、治療方法を探すと言うこともあります。

治療方法と言うのは、合った薬を見つけると言うことです。

同室の彼女がそうだったのですが、睡眠の時に使う薬がどうしても体に合わないそうで、1回飲んでみて体に合うかどうか?

やはり何らかの副作用が出た場合、すぐに違う薬に変えてみてこの薬ならどうか?

と、自分に合う睡眠導入剤を探していました。

 

入院することにより周りの雑音が耳に入らなくなるとともに、病院と言うところに自分が守られる安心感もあります。

そしてオーバードースやリストカットを繰り返している場合、危険物の持ち込みはすべて禁止されているため

持ってきた市販薬も病院から処方された薬も、家から持ってきた爪切りさえも全てナースステーションに預けなければなりません。

そのため何か使いたい時はナースステーションにお願いをすることになります。

 

必然的にオーバードーズや自傷行為はなくなります。なくなるはずです。

なので入院して、そういった悪習慣から抜けていると言う方もいると思います。

私もその1人かもしれません。

頭が痛ければ頭が痛い時に薬を飲む

不安感があれば不安な時に薬を飲む

風邪気味だなと思ったら風邪薬をすぐ飲む

でも病院ではそれは許されないことです。

すべてカルテ管理されており、私が何時何分にどの薬を飲んだか記録がされているので、むやみやたらに次の薬をもらうことができません。

家にいた時のように頭痛薬と不安薬を一緒に飲むことは絶対にできないのです。

食後に飲む薬と、胃薬さえも30分以上の時間をあけて飲まなくてはなりません。

結果的に1日中薬を何か時間をあけて飲むことになりますが、様々な薬を用法容量を守らずに飲むオーバードースは避けられます。

 

退院してからのことを考えてみる

 

2週間病院にいて、退院後のことを考えることも多々あります。

でも明るい事は何も見えてきません。

きっと家族は今まで以上に私に無理を言ってくるでしょう。

そして私も、気分が不安になったり不安定な時はリストカットやオーバードーズをする可能性が大きいです。

自信を持って生活できる。ということがまだこの中に描くことができません。

 

うつ病の入院日記

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