彩子のバックについた蝶々のチャームが無実を証明するTBSドラマ4話「天国と地獄」

彩子になった日高は殺人を犯した。そして今までと同様に同じ証拠を被害者の手のひらに残した。

 

彩子は自分の体が殺人犯になったことに憤りを覚えていたが、同時に日高と言う人物がわからなくなっていた。

 

日高が経営する会社は、以前に洗剤のサンプルのせいで、会社に警察の取り調べが入ったため、契約を切られそうになっていた。

 

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本当のことを打ち明ける日高

日中は化学薬品の会社を経営している。有能な経営者として会社を引っ張ってきた実績がある。

 

しかし警察のガサ入れが入り、あの洗剤をサンプルとして渡していた会社も調べられた。

 

そのため取引先の会社は、さらにその取引先からあらぬの疑いをかけられ、取引を家切られそうになっていた。

 

だからこそ取引先の怒りは、日高の経営する会社が全て引き起こしたことだと、大きな怒りをぶつけてきた

 

しかしその時日高は、今までのように冷静に振る舞うことができず、本来の彩子である気持ちが前面に出てしまった。

 

「警察だってそれが仕事なんだから」と、警察をかばうような発言をしてしまった。社長であれば取引先にまず謝罪することが先だろう

 

 

そんな日高の様子を、秘書である五木は心配していた。そして、今までの社長らしからぬ振る舞いに不信感を抱き始めた富樫。

 

この2人は、他の社員よりもより日高に心酔しており、日高の人となりを尊敬している人物である。

 

そこで日高は、先日彩子と階段から落ちたことを打ち明けた。あの時は八巻しかいなかったので、会社の人間は知らない。

 

日高は、その時に頭を強打して記憶がところどころ抜け、今までの自分で無い事は分かっていると五木に打ち明けた。

 

すると五木はすかさずパソコンに、「会社でこの情報を共有します」と言って即座にメールを送信した。

 

すると彩子は驚く光景を目にした。メールを見た瞬間に駆けつけてきた、全社員がそれぞれに日高を心配していたのだ。

 

信頼のある日高

五木がたった1通のメールを送っただけで、全社員が駆けつけてくる光景に驚くしかない彩子。

 

しかもその誰もが、日高の状態を心配している。そして今後の業務は出来る限りサポートすると富樫が宣言した。

 

しかも富樫は尋常じゃない位に、取引先での日高の態度を注意したことに、反省の意を示し、涙を流すほどだった。

 

彩子の知らない日高はどういう人物なのか?なぜ凶悪な殺人鬼がここまでの信頼を得られたのか?

 

彩子はだんだんと日高に対する考え方が変わってきた。最初はただの凶悪な殺人犯だと言う認識しかなかったが

 

日高に接する周りの人を見ていると、まるで真逆の人間。人として尊敬する人たちしか周りにいない。

 

 

日高は二面性を持ち合わせた人格なのだろうか?しかし、多重人格では無いようだ。殺人の記憶も仕事の記憶もしっかりと持ち合わせている。

 

そう考えると、なぜ日高は凶悪な殺人を犯すのか、それにはどんな理由があるのか彩子は知りたくなってしまった

 

そして、ゴルフ場経営者が殺害された件で、日高は事情聴取を受けることになった。ミラーガラス越しにそれを見る彩子。

 

真実を知っている日高になった彩子は、自分が逮捕されないためにも、何とかその場を切りに抜けなければいけない。

 

 

自分が逮捕されると言う事は、二度と自分に入れ替わるチャンスはなくなってしまう。

 

しかしその時は、「証拠不十分」で釈放されたが、部屋を出た日高を待ち受けていたのは彩子だった。

 

彩子はエレベータまで送ると言う。そこで少し話をしたが、日高になった彩子の怒りは収まらず思わず胸ぐらを掴んでしまった。

 

その光景を河原見逃さなかった。彩子と日高に何らかのつながりがある。そして運悪く、鑑識の話を河原が耳にしてしまった。

 

 

どこかで購入したバクテリア

日高の手袋を調べた時、何らかのバクテリアが混入し、革手袋の組織を破壊したため、パチンコ玉に付着した組織と、照合しても一致する事はなかった。

 

しかしそのバクテリアは、本来ならば自然に存在するものではなく、誰かが意図的に混入したのではないかと言う話を河原聞いてしまった。

 

つまり、警察内部に日高に協力する人物がいると言うことだ。そして真っ先に思い浮かんだのが彩子だった。

 

日高につかみかかったこともそうだし、届けられた革手袋の左右が入れ替わっていたこともそうだ。

 

改めて最初の革手袋の発見現場である警察に問い合わせても、何度も確認して提出したと言ってきた。

 

 

となるとやはり、彩子が怪しくなる。一方で日高になった彩子は、あの日の殺人現場で自分が目撃されていることがわかった。

 

しかし日高は救いの言葉を言った。「あの目撃証言には1つ嘘があります。」いつも同じ時間に被害者宅の前を通る男性が

 

見かけた女性の服やカバンなど、特徴を証言していたがその中に、服やカバンなど、特徴を証言していたがその中に「蝶々のチャームをつけていた」

 

と、証言していたのだが、そのチャームは事件の後に、上司から「娘からいらないと言われたからもらってくれ」と言って受け取ったものだった。

 

だから事件当日には、彩子のカバンにはついていなかったもの彩子を犯人に仕立てたい河原の思惑がそこに見え隠れしていた。

 

そこで、2人はそれぞれ動いた。彩子になった日高は、目撃者がいると言うと言うことで呼び出されたが、

 

チャームについてはカバンにつけたのは事件後だと、上司が証人になると伝えた。河原もそれでは目撃情報に嘘が混じっていることになるのでこれ以上疑えない。

 

そして日高になった彩子は、目撃者である外国人労働者に近づきまもなく労働ビザが切れることを切り出し

 

就職先を紹介し、ビザを3年伸ばすことができると提案した。ただし紹介するにはあることをやってほしいとお願いしていた。

 

そしてそのあることが原因で、河原は捜査の第一線から外れることになってしまった。2人の協力で、目の上のたんこぶだった河原を追い払うことができた。

 

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