フジテレビ系列吉川晃司主演「探偵由利麟太郎」最終回後編、始まりは高校の頃。
今回で全5話の放送が終わり、「探偵由利麟太郎」は難事件を解決しました。
前編では、人気オペラ歌手【原さくら】が会場へ「コントラバスケース」で運ばれてきたが
それは【棺桶】と言ってもいいだろう。さくらはすでに死亡しており、容疑者として浮かび上がったのは
「黒いコートを着た男性」
劇団の大阪公演への移動を利用した殺人であったため、容疑者として挙がってくる男性は何名かいた。
なぜ、【原さくら】は殺されなければいけなかったのか!?
コンテンツ
原さくらはどこへ?
原さくらは劇団の看板女優であり、夫総一郎の妻でもあった。
そして、総一郎はその立場上妻の公演に同行することがあった。
由利と総一郎は旧知の仲なのか、大阪で公演があるから。と、京都から麟太郎を呼んでいた。
麟太郎は「謝礼は受け取らない」とオペラの観劇チケットを断った。
それよりも、自分が呼ばれたのには他に理由がある。と見抜いていたのだった。
「いつものことなんだけど、昨日の夜から妻の行方が分からない」
詳しいことを聞く前に公演会場に到着するが、さくらの相手役を務めるテノール歌手の小野が
入り口で少女に「紙」を渡されると、青ざめ夜には戻ります。と急いで出かけていった。
ちょうど時を同じくして、コントラバス奏者の小田の楽器が届いていないことが判明した。
ピリピリとしだす会場内で、土屋マネージャーのアシスタントを務める雨宮が走り回っていた。
確かに、雨宮が業者に依頼した時には、小田のコントラバスが引き渡されていることが判明した。
コントラバスの行方
張り詰めた空気の中、コントラバスのケースが入り口に置いてある。と、さくらの弟子相良が言った。
その言葉で入り口に走る雨宮。あろうことか大切な楽器ケースを引きずっている。
それに機嫌をますます悪くした小田だが、自分でも「持ち上げられない」ほどにずっしりとケースは重かった。
ケースを開けようとした時、バラの花びらが舞い落ちた。
そして、次の瞬間誰もが息をのんだ。ケースの中にバラで埋め尽くされた「原さくら」がいたのだった。
しかも、すでに死後10数時間経っているかもしれない。一体誰が何のために
【原さくらを殺害し、わざわざコントラバスのケースに入れたのか!?】
コントラバスは確かに業者の手に渡っているが、大阪へ到着した時にコントラバスは盗まれた。と考えられた。
そして、なぜか漫画喫茶で依頼を受けた男性が、京都までコントラバスを運び、
そこからさらに、依頼を受けたタクシー業者が会場へ運んだが、あまりの重さに会場入り口の階段を上がれずそこに置かれた。
いずれも口にするのは「黒いコートを着た男性」
同じ劇団でも、それぞれが違うスケジュールで大阪入りしているので、前日にすでにいた人や
直前に会場入りした人物もいた。そしてアリバイが曖昧な者もいた。
仮面夫婦の存在
さくらと総一郎には「子どもはいなかった」
そのため、お互い束縛せず、気ままな関係だったようだ。特にさくらは【恋多き女】として、メディアに取り上げられることもあったが
総一郎は、それくらい【色気】がないと。と、気にも留めていない様子だったが
実は、ある事情により、【性生活のない夫婦】だったのだ。
表面上はうまくいっているように見えていたが、総一郎は劇団の女性に片っ端から手を出し
さくらが亡くなったと知った後も、ホテルで密会をしていた。
原因は【さくら】にあった。さかのぼること高校時代。
音楽部の演劇の役柄をめぐり、さくらの役をやりたかった女生徒が「彼」を使い
さくらは襲われた。しかし、工事現場の近くであったため、大ごとにはならなかったが
今でも「男性の顔が近づく」だけで、フラッシュバックするため、総一郎もさくらを抱くことはできなかった。
しかし、さくらは「恋」を楽しんでいた。深入りすることはないが、自分なりに「恋人気分」を楽しんでいる相手がいたのだった。
それが「楽譜の暗号をやり取りする相手」だったのだ。
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