弟ひかるが突然状況で焦る新、そして「ジルバ」の命日『その女、ジルバ』4話
新は自分が夜「ジャック&ローズ」で働いていることを、チームリーダーのスミレと
唯一の友人であるみかに打ち明けたことから、3人は徐々に仲が深まり、一緒にお弁当を食べるようになった。
そんなとき、新の電話が鳴った「ひかる」地元にいるはずの弟だった。
コンテンツ
突然の上京
新の地元は9年前「東日本大震災」で大きな被害を受けた福島。
しかし、その【復興】にも力を入れている弟ひかるは、地元の名産品を東京の百貨店で販売するイベントのため
急遽上京したが、姉には知らせずいきなり言ったら「驚いて、喜ぶ」と思って仕事先を訪問したがいなかった。
そのため、姉に直接電話をして確認してきたのだ。実は新は3年ほど前に「姥捨て山」と呼ばれている『物流センター』へ
出向社員として、異動になったことを家族に打ち明けていなかった。
そこで、明後日なら会えるから。と約束をして電話をきると、みかとスミレが興味津々で聞いてきた。
いきなり、「福島弁」で話したので、地元に彼でもいるのかと思ったらしい。
しかし、新は弟に真実を話さなくてはいけない。と気が重かった。しかし、まもなく『ジルバママ』の命日のパーティーがあるから。
と、2人に招待状を渡した。通常なら「法事」だが、ジルバがそういったことを好まないため毎年命日はパーティーらしい。
BARにおかれていた物
アララがバーへ出勤すると、エリーが「これおもしろいのよ♪」と喜んでお菓子を食べていた。
それは、昔このバーに来て、ジルバと話したことを思い出し、福島から仕事で来たついでに寄ってくれた人がお土産にくれたという。
そして、マスターが「冷蔵庫からレモンを取ってくれ」というので、冷蔵庫を開けてまたびっくり!!
そこには「見慣れた保存容器」中身は、『いかにんじん』弟が、母親からお土産に持たされたと言っていた。
そこに、「あ、それはいたむといけないから、冷蔵庫貸してくれって言って、ついでに【荷物】もって・・・忘れて行っちゃったわ」
と、ナナコが言うとちょうどその荷物の持ち主が現れた。アララはわかっていたので振り向きたくはなかったが・・・。
やはり、昨日店に来たのは弟達で、荷物を預けたのは弟だった。
【荷物を届ける手間が省けたね・・・】とバツが悪そうに振り向く姉に、驚く弟。
そして、姉弟と知り驚く従業員。さすが姉弟だけあって、イカニンジンを冷蔵庫に入れ忘れて帰るなど
似ているところがあると、みんな妙に納得した。
2人の夜
ひかるには「事のいきさつ」を事細かに、家に帰ってから話した。
アパレルブランドでは、ある程度の年齢になると、お店にたてなくなり、物流倉庫に出向しなくてはいけないことや
バーで働きだしたいきさつなど。しかし、そのすべてを両親には絶対に言わないようにお願いした。
新に【期待】している両親が知ったら、どうなるかひかるも予想はついた。
そして、ひかるからは「うれしいニュース」が届いた。前から計画していた
「蔵カフェ」がついにオープンする予定だという。震災で弟は命拾いしたもののすべてを失い
会津の両親の元で暮らしながら、自分の生活を立て直す努力をしていた。
そして、古い蔵を利用したカフェを開くのが夢だったのだ。その写真をみて新もとてもうれしい気持ちになり
そして、9年間弟は震災復興に励み、風評被害に傷つきながら生きてきたのに、自分は安全な東京でのうのうと暮らしてきたことが恥ずかしくなってしまった・・・。
関連記事
オトナの土ドラ「その女、ジルバ」、新しい人生を歩き出した【アララ】
フジテレビ放送「オトナの土ドラ」原作人気コミック「その女、ジルバ」アララ初のダンス
池脇千鶴主演「その女、ジルバ」初めてのダンスレッスンは「ジルバ」
コメントを残す コメントをキャンセル