映画石橋静河×池松壮亮「 夜空はいつでも最高密度の青色だ」虚無感の中で生きる。

Paraviをパラパラとスライドしていた。そしたらたまたまこの映画に行き着いた。

最近、ヒロインを演じた石橋静河さんについて、記事を書いたばかりだったので気になっていた。

無料だったので早速視聴してみました。

 

コンテンツ

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」概要

原作

最果タヒ

『夜空はいつでも最高密度の青色だ』

夜空はいつでも最高密度の青色だ / 最果タヒ 【本】

脚本

石井裕也

映画監督として活躍しているが、石井自身が原作となる「詩集」に東京で暮らす、一組のカップルの物語を描き出した。

主題歌

The Mirraz

「NEW WORLD」

受賞

第30回東京国際映画祭 東京ジェムストーン賞

石橋静河

第9回TAMA映画賞

最優秀作品賞

最優秀男優賞(池松壮亮)

最優秀新進女優賞(石橋静河)

第41回山路ふみ子映画賞 新人女優賞

石橋静河

第39回ヨコハマ映画祭

作品賞

主演男優賞(池松壮亮)

脚本賞(石井裕也)

撮影賞(鎌苅洋一)

最優秀新人賞(石橋静河)

第32回高崎映画祭

最優秀監督賞(石井裕也)

最優秀助演男優賞(池松壮亮)

最優秀新人女優賞(石橋静河)

第30回日刊スポーツ映画大賞 監督賞

石井裕也

第91回キネマ旬報ベスト・テン

日本映画ベストテン第1位

脚本賞(石井裕也)

新人女優賞(石橋静河)

第72回毎日映画コンクール

脚本賞(石井裕也)

撮影賞(鎌苅洋一)

録音賞(加藤大和、高須賀健吾)

第60回ブルーリボン賞 新人賞

石橋静河

おおさかシネマフェスティバル2018

新人女優賞(石橋静河)

脚本賞(石井裕也)

  • 作品賞ベストテン第5位
  • 映画芸術 2017年日本映画ベストテン1位
  • 第12回アジア・フィルム・アワード 監督賞(石井裕也)
  • 全国映連賞 日本映画ベストテン第10位

第27回日本映画批評家大賞

新人女優賞(石橋静河)

脚本賞(石井裕也)

ストーリー

東京の女子寮で生活しながら、「看護師」という安定した職を持ちながら、夜は「ガールズバー」で働く美香。

そして、幼い頃から「左目」が見えず、定職に付けず日雇いで、工事現場で働く慎二。

美香は看護師という職業柄「死」が身近にあり、ものすごくショックなことでもなく、ただ淡々と患者の死を受け入れてきた。

しかし、美香にとってただ一つ受け入れられないのは、「母の死」

幼い頃に【病死】と聞かされたが、それに全く納得がいかない。いまだにその質問に父は答えない。

そして、ガールズバーで働くのも、父が仕事もせず、パチンコばかりしているから。

そんな不条理な生活の中、仕事仲間とガールズバーに来た慎二と出会った。

 

実は、以前にも居酒屋であったことがある。お互いにそれを覚えていた。

「2度もあうなんて偶然だね」

美香はすぐ慎二の目の異変に気付いたが、彼には日常のこと「半分しか見えない」

と淡々と答えるのみ。しかし、慎二は漠然とした不安をいつも抱えていた。

不安が大きいほど、彼はよくじゃべった。結論のない話しばかり。

その予感が的中するかのように、一緒に日雇いで働いていた仲間が仕事中に脳梗塞で亡くなった。

首の古傷が原因だったらしい。以前慎二が聞いた時には、昔の傷でもうなんともない。と言っていたが

美香によれば、首の傷が「脳梗塞を引き起こす場合」もあるらしい。

 

少なからず、亡くなった仲間と美香はメールのやり取りをしていたので、葬儀に参列した。

しかし、身寄りのない仕事仲間の葬儀は、慎二が仕切るしかなかった。

3度目の再会。

 

そのうち2人はメールを交わすようになる。しかし、慎二の不安は消えず。仕事仲間がどんどんいなくなり、

最後の1人になってしまった。そんな時愛たいと思たのが美香だった。

今から美香の家まで走るから。と、冗談に受け取っていた美香だったが

慎二は本当にはダッシュで走って来た。しかし、女子寮なので入れない。

美香はあきらめるだろう。と思っていたが、翌朝窓を開けると慎二は座っていた。

こっそりと部屋にあげ、2人で時間を共にした。

 

なんだか窮屈な東京の中で、何で働いているのか!?

疑問はどんどん出てくる。そして人はなぜ死んでいくのか!?

そんな時、夜道を2人であるいていると、突然「青」に包まれた。

東京の青色。月の色ではなく、様々なネオンが入り混じり生まれた青。

 

しばらくして、慎二は美香の実家に行った。2人で出かけたが、田舎の夜は暗い。

「青」など存在しない。そんな中、美香が初めて「母の死」について話した。

慎二は「俺が半分にする」

「今日、初めて目が半分見えなくてよかったと思った」

これからは、美香と慎二の人生は、辛いことも、楽しいことも慎二の目により「半分」になるのだ。

 

ドラマ&映画一覧

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です