母親に伝えられないまま、母の誕生日を迎える真空「にじいろカルテ」6話
真空は悩んでいた。もうすぐ母の誕生日だが、まだ病気になったことも、移住した先も伝えられていない。
でも、母の反応がわかるので、伝えられない。母はいつも真空のことを一番に思ってくれていた。
そんな母が新しいパートナーを見つけ、やっと自分の人生を歩き出したのに、『こんな体に産んでごめんね』と泣くことはわかっていた。
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母への伝え方
メールをしようとしたが、それも違う気がしてやめた。そして、手紙を書こうとしたがうまく書けなかった。
そこで、なんとなく手に取ったフィルムカメラ。部屋から見える風景や、いつも自分が見ている診療所や
朔や太陽を撮影していた。そして、村の人たちなど様々な風景を撮り、自分が今どれだけ幸せかを写真から伝えたかった。
そして、写真はたくさん撮影できた。診療風景も写真に収めた。ちょうど「雪乃」の診察だった。彼女はいずれ自分もすべてを忘れていく。
それなら、自分も写真を撮ってみようかな。と口にした。旦那が撮ってくれるのは「自分」の写真ばかりで、
自分の目から見える風景の写真がないのだ。
そして、たくさんの写真が集まったころ、診療所の内科医としても人気がある真空。
外科がヒマな分、内科は30人以上を丁寧に診察していた。そんな話を朔と太陽がしていた時に
真空の方で音がした。真空の足の力が抜け倒れてしまった。疲れが蓄積し症状に出てしまった。
急いで真空の部屋に運び、点滴治療を開始したが、屋根裏を改築した部屋は治療向きではなかったが
そんなことを言う朔に、真空は「今までいろんな場所に住んできた中で、この部屋が一番好き」とほほ笑んだ。
寝込んだ真空
真空には静養が必要だった。そのためしばらく内科は朔が担当したが、患者に不評だった。
体に力が入らないため、自分で食事することもできない。太陽におかゆを食べさせてもらいながら
「恥ずかしい」と口にすると、「恥ずかしくないです。ちゃんと食べてください」と注意されてしまった。
患者として、太陽はしっかり真空と向き合ってくれた。朔も真空の体調を考え食事を作ってくれた。
2人のサポートで、体調が戻り始めた夜、外で歌声が響いた。
村人たちが何十人と集まり、真空の為に「歌」をプレゼントしてくれたのだ。自発的に誰からともなく行ったのだろう。
それを、ドアを開けてみていた朔と太陽。太陽は慌ててフィルムカメラを持ってきてその様子もカメラに収めた。
そして、真空も少し外を見たが、力があまり入らず立っていられないのと、うれしさで泣けてくるので、壁にもたれて歌を聴いていた。
ずっと、子供から老人まで、真空の為に歌い続けていた。
翌日の朝、階段に座り、2人を見る真空がいた。「ココア飲む?」と聞く太陽に「飲む」と返事をしてテーブルについた。
そして、ココアを飲んだらお腹が空いたらしい。朔がドリアを作ってくれた。真空と太陽が
「サイゼリアのミラノ風ドリアと全然違う!!」と文句を言ったかとおもったら、「それよりめちゃくちゃおいしいです!!」
と、朔も上機嫌だった。
診療開始
真空の診療が開始された。村人たちは喜んで訪れた。
そして、雪乃は自分がいった通り、旦那にカメラを習い、自分の撮りたい風景を撮影していた。
そして、定期検診の日。問診を行っていくと、前回答えられた自分の年齢38歳。が言えない。
焦る雪乃。そして、心配そうに見守る朔。雪乃は先日の問診で「いつか自分の年も言えなくなるね」
と、言っていたばかり。その時がもう来てしまったのか!?でも、彼女の場合まだら呆けなので、またスムーズに言える時が来るかもしれない。
真空の病気同様、焦らず病気と向き合うしかない。
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