オトナの土ドラ「恐怖新聞」詩弦が見た夢と現代へのつながり

桃香にデリバリー用の自転車のブレーキワイヤーを切られ、横断歩道に突っ込み気を失った詩弦

幸い、近くに勇介がいたが、ワイヤを切ったペンチを持ち「不気味に笑う」桃香を見て詩弦は記憶が途切れた。

そして、時代は「江戸」なのか・・・。妊娠中のシズと、その母ヤエに移った。

 

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極貧生活

その昔貧しい母子家庭があった。時は江戸なのだろうか・・・。

母はヤエ、娘はシズ。やがて年頃になったシズは1人の男性と巡り合い子供を宿した。

しかし、目の前で夫を殺されてから、シズは一切口を聞くことがなくなった。

その代わり、未来に起こりうる事件を予言する紙を書くようになった。

 

ヤエは徳のある寺の住職から、「越後屋」を紹介され、そこで住み込みの奉公をすることになった。

そして、その時シズが見せた紙。未来に「船頭が河で溺れ死ぬ」という内容を

越後屋は信頼しなかったが、実際に起きたのだ。

それから、シズから「告」と書いた紙をもらい、その先の未来を予測し、金儲けに走った。

 

シズの胎児

シズは妊娠し、「十月十日」という妊娠期間を過ぎているのに、子供は生まれる気配はない。

そして、「告」はその胎児がシズを通して伝えてくるものっだった。

その胎児は住職曰く「件(くだん)」という獣だという。

しかし、件は人の体に宿るが、「生まれ落ちると死ぬ」そのためシズから生まれる気配はない。

 

しかし、ヤエは越後屋に言い忘れたことがあった。

「告」を受け取るごとに「100日寿命が縮まる」ことを伝えていなかった。

そのため、越後屋は私腹を肥やすと同時に、寿命を縮めていった。

シズは自分が恐ろしくなり、死にたくなった。そしてそっと越後屋を出て行ったが

悪人に絡まれそうになった。その時、ずっと妹の面影を見ていた侍がシズを助けた。

2年前に妹を亡くしたが、その前に「綺麗な着物を着せたい」と越後屋に注文したが

違う人に売ってしまい、結局着物は間に合わず妹は亡くなった。

その恨みを今も持っている。すぐにヤエが迎えに来たが、シズは一言も話すことなく侍の前を去った。

 

ヤエの不満

ヤエはシズのおかげで越後屋は儲かっているのに、ヤエたちに支払われる賃金は雀の涙ほど。

それに不満を漏らし、紹介してくれた寺の住職に相談すると、1人の侍を紹介された。

それが、シズを以前に救ってくれた侍だった。

侍は、自身の恨みもあるので、越後屋にこれ以上母子を苦しめるようなことがあれば

ただではおかないことを伝え、賃金を3倍に上げることを約束させた。

 

その帰り、侍とシズは越後屋で会話をした。

「あなたは人を斬るのね。私のお腹の子も」

侍にはそんな予定も、つもりもなかった。しかし、越後屋が後ろで手を回していたのだ。

殺し屋を雇い、夜遅くにおそわせたが、侍の方が強く2人の殺し屋を斬ってしまった。

シズの言う通りになった。

 

越後屋では!?

急いで越後屋に向かうと、ヤエが住職を連れて来ていた。

「100日寿命が縮まること」を話すためだった。

しかし、そこでシズが突然話し出した。

「お腹の子を件にしたのは母さんよ!!」

 

件は言い伝えとしてはあったが、「迷信」とされていたが、貧しさから逃れるため

件の「お告げ」で裕福になろうと、自分の娘の子供を「件」にしようと婿に提案するも反対され

その勢いで、シズの目の前で婿の首を斬り殺した。

シズはそのショックで記憶を失っていたが、はっきりと思い出した。

夫が倒れた背後にいたのは、紛れもなく母。

 

そして、その後柱に縛りつけ、「腹の子を件」にするためにシズを柱に縛りつけ

呪いをかけたのも母だった。シズは全てを思い出した。

しかし、その場に殺し屋も居合わせたため、侍を斬りつけるように越後屋が指示し、

乱闘となり、殺し屋と越後屋を侍は斬った。「お告げ」通りになった。

 

しかし、お告げ通りにならなかったことがあった。

シズの腹を刃物が貫いた。背後にいたのはヤエ。自分の娘を手にかけた。

そして、それを責める住職もヤエは殺してしまった。

 

詩弦は目を開けた。

鬼形礼がそこにはいた。そして今見たことは「夢」ではなく、詩弦の【前世】

詩弦は気づいた。住職は父、だから詩弦が生まれてくることを恐れていた。

そして、「件」を蘇らせてしまい、自分の娘と婿を手にかけたヤエこそが詩弦の前世だった。

だから、世の中をその後もめぐりながら、根源である詩弦の元に「お告げ」は戻った。

件を蘇らせた罪を償うために・・・。

 

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