坂口健太郎×清野菜名「婚姻届に判を捺しただけですが」1話、たった1日が運命を変えた。

明葉はお気楽な独身生活。大好きなデザインの仕事をして、充実した1日を送り、家に帰り好きな時間を過ごす。

 

そしていずれは独立して自分の事務所を持つことが夢。しかし唯一彼女に欠点があるとすれば、だらしがないこと。

 

明葉は会社の同僚とファミレスでご飯を食べていると、とんでもない場面に遭遇してしまった。しかしこれが自分の運命を後に変えることになってしまう。

コンテンツ

お気楽な独身生活

会社の同僚たちと、結婚観について話していると、明葉は自分には結婚向いてないと思っていた。

 

なぜなら幼い頃から、自由気ままな両親の元で育ち、ほとんど両親が不在の中、祖母に育てられたが、祖母はお店を経営しており不在だった。

 

だから、誰かと一緒に同じ家にいるということが考えられなかった。そんな話をしながらファミレスで食事をしていた

 

ドリンクを取りに行った時に、近くの席でプロポーズする男性がいた。目の前にはすでに婚姻届が置かれていた。明葉は興味本位でその結果を見届けたかった。

 

すると見事に玉砕され、水をぶっかけられる場面に遭遇してしまった。自分にも水がかかったが、特に気にしていなかった。それよりもそんな場面に出会ったことが面白かった。

 

そしてランチから戻ると、クライアントからデザインの修正が入った。もう既に出来上がっていたデザインだが、キャラクターを変更してほしいと言う。

 

そうなるとすべてのレイアウトが崩れてしまうので、とても大変な作業となるが、がんばります。と言ってくれた明葉にクライアントは「生ハムをおごる」と言って夕食に招待した。

 

そして待ち合わせのお店に行くと、1人の男性を紹介された。そして少し遅れてやってきた男性は、昼間に水をかけられたあの男性だった。

 

おそらく自分に気づいていないだろうと思い、そのまま食事を続けていると、スマートフォンが鳴った。最愛の祖母が倒れたと言う。

 

クライアントに断りを入れて、急いで病院に向かおうとすると、気を遣ってくれ1人男性を付き添いに付けてくれた。

 

その男性こそが百瀬柊。昼間に玉砕されていた男性だ。そして病院につくと祖母はもう元気で、陽気に話しかけてきた。

 

そして担当医に検査結果を聞きに行くと、ストレスが心臓に負担をかけており、いつまた心筋梗塞が起きるか分からないと言われてしまった。

 

病室に戻ると祖母は百瀬と楽しく話していた。なんとなく自分と彼が付き合っているような話になっている。そしてぜひ花嫁姿を見たいと祖母せがんできた。

 

百瀬はさっきの婚姻届を持っていたので、「名前を書くだけなら…」と名前だけ書いた。祖母はとても喜んでくれた。それで話は済むと思っていたが、

 

祖母の兄弟から電話がかかってきて、不渡りを出したため祖母が経営するお店を売ると言う。しかしお店は祖母の生きがい。

 

絶対に売りたくないと反対するが、経営しているのは祖母であり、土地の所有権等は兄弟のおじにあると言う。

 

売るのをやめるには700万円必要だと言う。明葉はいつか独立して事務所を持つのが夢だった。そのために貯金をしていたが200万円しかない。

 

あと500万円、社長にボーナスの前借りをしようとしたが、断られてしまった。将来独立を考えておきながら、そんなようでは独立できないとまで言われてしまった。

 

■キャスト

自体が急展開した瞬間

あと500万円なんとかしたいと思い、食事を抜いてみたり、家にある売れるものを売ってみたりしたが到底届かない。

 

あまりにもお腹が空きすぎて、仕事帰りに公園のベンチで横になっていると、少年に声をかけられた。そしてお腹が減っていることを伝えると

 

廃棄処分寸前の食材を安く売るスーパーを紹介してくれた。お米が350円で買えた。嬉しくて抱えて帰っていく途中思い出してしまった!

 

リサイクルショップに炊飯器を売ってしまったんだ。そんな時百瀬に再びであった。家が近所だと言う。理由を話すと炊飯用の土鍋を貸してくれた。

 

それだけでなくご飯を炊いてくれた。そのことに感謝しながらも、なぜ彼がそんなに結婚したいのか、明葉は疑問に思い聞いてみた。

 

結婚相手は女性なら誰でも良い。そこに愛はなくても良い。なぜなら自分には愛する人がいるから。でもその人は愛してはならない人だから。その人心の中で永遠に愛し続けるために、

 

「既婚者」と言う肩書きを持ちたい。そうすれば周りから、他の人との結婚を勧められることもなく、心の中で1人の人を想い続けることができる。

 

彼が誰彼構わず行員届を見せるのは、そんなはかない事情があった。百瀬はご飯を炊くと帰っていった。するとおじから残りのお金の催促の電話があった。

 

今週中になんとかしてほしいと言われても、リサイクルショップに売ったお金でも7万円にしかならなかった。そこで明葉は自分のリュックに目がいった。

 

急いで家を飛び出し、百瀬を追いかけた。自分にも結婚する意味ができた。つまり彼に500万円借りる。そして返済する間だけ結婚生活を送る。

 

自分の戸籍にばつがついても、別に構わない。百瀬はそれを快諾してくれた。そして共同生活が始まったが、身の回りをきれいにしておくのが習慣の百瀬と

 

とりあえず何でも、手元に置いておく明葉との生活のスタートは、とてもぎこちないものだった。しかも、何の連絡もなく彼の家族が遊びに来てしまった。

 

もうこれで、この結婚生活からは逃げられない。共同生活なので使うものは全て別々。しかし家賃や光熱費等は全て彼が持ってくれるので、

 

明葉は借金返済に専念することができる。そんなある時百瀬の大好物だと言う豆大福のお店の前を通った。2つ買って帰り、

 

彼のお皿に1つ入れ、レンジで温めた。その間に自分のお皿を出しもう一つ大福を乗せた。そこまでは良かったが、明葉は大福に合うと思ったお皿が

 

レンジで使用できないことを知らなかった。金箔が貼ってあったのだ。いきなり火花を散らすお皿にびっくりして悲鳴をあげた明葉に

 

驚いて百瀬が部屋から出てきた。そしてことの次第を話したが、「使うものは各自自分のものと決めたはず!」と叱られてしまった。

 

明葉は百瀬に喜んで欲しくて大福を買った。しかし結果的に彼を怒らせてしまった。たまたま面倒なデザインの仕事が入ったため、自ら引き受け会社に寝泊まりすることにした。

 

彼が、お皿を使ったことに我慢できなかったように、明葉にも百瀬が毎朝何個もの目覚まし時計を、朝早くから大音量で鳴らすのが我慢ならなかったのだ。

■キャスト出演作品

明葉の本心に気づいた百瀬

明葉が帰ってこなくなり、キッチンに立った百瀬は、レンジの上に明葉のお皿に乗った大福を見つけた。

 

あの時明葉は、ちゃんと自分のお皿で大福を食べようとしていた。そして自分の分を百瀬のお皿に乗せていた。ルールをきちんと守っていたのだ。

 

そのことに気づいた百瀬は、明葉の職場まで行き、乾電池を3本渡した。「もうあの目覚まし時計はなりません」

 

そのかわり、毎朝明葉が起こすことをお願いしてきた。お互いの生活には入らないと言う約束だったが、目覚まし時計を鳴らさないために、

 

実家暮らしの時は、兄が起こしてくれるとすぐに起きれたことで、人の声だとすぐ目覚める。だから朝は起こしてほしいと頼んできた。

 

明葉は乾電池を受け取り、その言葉をちゃんと受け止めた。そして家に帰り改めて2人で大福を食べた。そしてやっと見つかった明葉の印鑑。

 

やっと婚姻届を出すことができた。これで書類上晴れて夫婦となることができた。そして翌日百瀬の電話が鳴った。

 

相手は兄嫁からだった。とても嬉しそうな百瀬。きっと彼が心の中でずっと愛していたい人はこの人なのではないだろうか。

 

そして翌朝から、明葉が百瀬の部屋に行き、彼を起こす習慣が始まった。いつもはルールに厳しく、身なりもきちんとしているが、

 

朝はまるでだらしなく、完全に起きることなく、ふらふらと歩く姿はまるで同一人物とは思えない。そんな2人の生活は始まったばかりだ。

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