親父の話しをエッセイにしよう!!破天荒な父と真面目な娘「生きるとか、死ぬとか、親父とか」1話

蒲原トキコはラジオパーソナリティーとして、『トッキーとヒトトキ』という番組を持っている。

 

相方はアナウンサーの七海。冒頭からリスナーの人生相談に真面目に答えるトキコ。

 

そして、曲へという流れでラジオは進行していく。その悩み相談が時として自分とリンクしていくのだ

 

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引っ越しとか・・・

母が亡くなり20年。たった一人の肉親である父との「同居」を試みたことがあったが

 

破天荒な父と、ちょっと真面目なトキコでは相性が合わなくて、一時疎遠になるほどだった。

 

今日は母の墓参りに2人で来た。しかし、父は赤い花を添えた。母が嫌いな赤い花。でもそれを追求することはできなかった。

 

そして、帰りはファミレスで、一緒に食事をして近況報告をしあうようになった。

 

そして、食事が終ると「物欲し気に」見つめる父。トキコ特製の「ロイヤルミルクティー」が欲しいのだ

 

 

と、言ってもファミレスのドリンクバーにはそんな飲み物は存在しない。

 

かと言って、植物性のクリームを好まない父のため、周りの視線を気にすることなく

 

エスプレッソマシンを利用して「特製ロイヤルミルクティー」を作りながら、自分はカプチーノを作る。

 

父にとってはこの「特製ロイヤルミルクティー」が楽しみなのかもしれない。

 

 

そんな父はとても破天荒で、なんで母がこんな父と結婚したのか不思議に思うことは何度もあった

 

そしてまたもやとうとつに「引っ越しする」という。しかも担当者が「お客様の為に押さえておきました。っていわれたらねぇ・・・。」

 

と、家賃を聞くと年金を1万超えている。それは無言の【援助のお願い】だった。時々おちゃめなので憎めないのだが、

 

その他、お金が要り様で、トキコはある提案をした。「お父さんのことエッセイに書いてもいい?」

 

「あぁ、もちろんいいが、俺のことなんて誰がきょうみあるのかね。」と言いながら快諾した。

 

エッセイを書く代わりにその原稿料で、援助をする。という交換条件だった。

 

 

無駄に広い家とか・・・

娘なのに「引っ越しも手伝わない、親不孝者」といわれるかもしれないが、トキコ達親子はそれでいいのだ

 

お互いがやりたいように生きる。そして、初めて引っ越し先の家に行ってみた。

 

一人で暮らすには無駄に広い部屋だった。しかし、トキコはそれよりも飾られた花に目が行った

 

赤い花」が花瓶に飾られていた母は白いカラーの花が好きだった。だから祭壇も白いカラーで埋め尽くした。

 

しかし、トキコの記憶に蘇るものがあった。窓際に飾られた一凛んのカラーを無惨にもゴミ箱に捨て

 

真っ赤な花を飾る長い髪の女性。トキコにとって悲しい記憶なのかもしれない。

 

それは、父のことを愛する女性がわざとしたのかもしれない。でも父は何も言わない。

 

 

あの時のように、飾られた赤い花。複雑な気持ちが入り混じり、広い部屋に父は一人で住むのか!?

 

しかし、花が飾ってある。女性の影がどうしてもトキコの脳裏をちらつく。

 

お互い自由だが、母と父との関係は何だったのか!?今となっては母の気持ちを聞くことができない。

 

 

結婚とか

トキコはいつものようにリスナーの「お悩み相談」に乗っていた。今回は「結婚」

 

27歳のOLからだった。年齢的に周りの友達が結婚していくのだが、どうしてもそれが楽しそうに見えない。

結婚すれば相手の人生に寄り添うことになり、今ある自由や楽しさを手放すことになると思うと憂鬱な気持ちになります。

 

トキコの回答に悩みはない!!ずばりとリスナーの気持ちに切り込みを入れていく。

 

楽しさと寂しさを天秤にかけた時、寂しさが重く感じると「結婚」という言葉が現れてくる。

 

そして、「相手の人生に寄り添う」これは、今の時代女も自立できるんだから、「お互いがお互いの人生に寄り添えるか」

 

ということが大切。と言いつつもトキコは一人が楽しいと回答をしていた。

 

そんな言葉をかみしめながら、日々疲れた人々はトキコのラジオを聴いていた。

 

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