U-NEXT共同制作「あと3回、君に会える」恋が続かない楓と征史郎の出会いと別れ

小さな映像制作会社で働く楓。

ある日、イケメンキッチンカーの密着取材を頼まれた。

仕事に夢中になるうちに、楓も30目前・・・。

キッチンカーの取材に行った楓は、征史郎という短期バイトの青年と出会う。

しかし、男性の不思議な力で「2人はあと3回しか会えない」と知った。

 

コンテンツ

仕事にまい進する楓

 

楓は小さな映像制作会社で働きながら、料理映像や動物映像を撮影していた。

一人重い機材を運びながら、仕事にまい進する楓。

男性とのデートも欠かさない。けど、男性からすぐに飽きられてしまう。

仕事も、恋愛もうまくいかない・・・。

 

一方で征史郎は、一か所にとどまれない正確ゆえに、バイトしながら各地を転々としていた。

そんな征史郎の目に「臨時バイト募集」の張り紙が目に入る。

まずは買い出しの仕事からだった。

征史郎には何か秘密があるのか、道行く人の「背中」を見ている。

 

密着取材をする楓

 

後輩の河合と密着取材に来た楓だが、澤村はあいさつすらしないぶっきらぼうな男。

取材中も不愛想で、話しもしない。

そんな時、デザートを運んでいた征史郎とぶつかった。

征史郎は何か言いたげだったが、何も言わなかった。

 

楓はそんな合間に男性とデートを重ねるが、ことごとく失敗している。

仕事が忙しく、映画鑑賞中に居眠りしたり、鑑賞した映画を酷評したり・・・。

別れ際はいいもののそれ以降のお誘いはない。

そして、不思議なことに相手の背中に「3」の文字が見えるようになった。

それが何かわからなかった。

その場に偶然征史郎がいた。突然数字の事を切り出された。

「あなたが人生でその人に会えるのは、あと3回」だと、背中の数字の意味を聴かされる。

 

数字を確認する楓

 

楓はその話を聞いてから、街中でも職場でも人の背中ばかり気になる。

職場の男性に「2」が見えた。直後、転勤が決まったことを知らされる。

背中に見える数字は嘘ではない・・・。

 

征史郎の手の秘密を聞こうと、澤村に会いに行った楓。

しかし買い出しで留守だった。待つ間澤村はキッチンカーのメニューを出してくれた。

征史郎は接客し、手に触れた男性を追いかけていた。

そして、「数字の秘密」を教えていた。

どうやら、征史郎の手に触れると、「後何回、その人に会えるか見える」ようになるらしい。

しかし、楓はそれを信じたくない。デートした男性と約束を取り付けようとするも

やはり数字以降会えることがない。

 

征史郎に事実を確認する楓

 

征史郎の手に触ると「たまに移るらしい」

しかし、症状はそのうち元に戻るらしい。

「なれると効率いいですよ」と言う征史郎の言葉を仕事に活かしてみる楓。

会った人の「背中」を確認して、効率よく面接やエキストラの選別をしていく楓。

なんとなく、「数字」の活用方法が分かってくる。

もう何年も連絡もなく、再婚した父が会いに来た。

「間が持つから」と、征史郎がおいしいジンギスカンのお店を教えてくれた。

 

楓はお手洗いに立つついでに、父の背中を確認した「3」

つまり、父とはまもなく会えなくなるということだ。まっすぐ父の顔が見えなくなる。

名残惜しそうな父を飲みに誘う楓。どうして後3回なのか探ろうとする。

お酒が進むにつれ、本音で話し合えるようになる父と娘。

行先は教えていないのに、征史郎が帰り道にいた。ストーカーのようで少し怖いが一緒に散歩することに。

 

征史郎に見える数字

 

物心ついたころから見えるようになった数字。

その数字が周りにたくさん見え始めると、その場を離れる。

だから、征史郎は一か所にとどまれない生活を送っていた。

【お互いを認識している】=【会う】の定義を教えてもらう楓。

そして、1日が明けるとその回数は減っていく。

2人は、さりげなくお互いの背中を確認した・・・。数字は見えたのだろうか!?

 

出勤した澤村。なぜか楓と征史郎がお店で眠っていた。

そのまま仕事に入る楓。後輩の河合が来たが「3」が見えた。

グラフィックの勉強の為に仕事を辞めるらしい・・・。

いつでも会える。という河合の背中の数字は「1」に減っていた。

征史郎は「見守り活動」として、移してしまった人のその後を見守っていた。

そこに居合わせた楓は、征史郎を乗せて以前映してしまった男の子を追いかけた。

男の子は買い出しの征史郎の手を握ってしまい、移ってしまった。

好きな子が引っ越してしまう・・・。

楓と征史郎は2人のお別れを演出することにした。見守る澤村。

 

澤村からの誘い

 

不愛想な澤村から、夕食に誘われ戸惑う楓。

征史郎と付き合ってないのなら。と、澤村は申し込んできたが

食事で楓に本心を話す。

「ひどい人見知りで、引きこもりだった」

料理動画をあげているうちに、「不愛想で、イケメンシェフ」とバズってしまった。

そのため、話題となり密着取材となったのだが、澤村はお酒にめっぽう弱かった。

泥酔した澤村を、キッチンカーの店舗まで送る楓。そこに征史郎がいた。

帰ろうとした時、楓の祖母が倒れたと連絡が入る。交通手段がなく、征史郎がキッチンカーを出した。

 

祖母は骨折だけで済んだことにほっとする楓。

【一度でいいから信じてみたかった。いつか会える、きっと会える】

幼い頃から、すべての数字が見えた征史郎には何も信じることができなかった。

常に、人の背中に「カウントダウン」の数字を見て生きてきた。

すなわち、征史郎は「別れ」を前提に人と出会っていた。その前提をなくして会ってみたかった。

と、楓に気持ちを打ち明け、「あと3回、あなたと会える」と伝える征史郎。

楓にも日付が変わり「3」が見えるようになった。

 

楓の地元で出店することになる

 

酔いつぶれた澤村をキッチンカーに乗せていた2人。

目覚めた澤村は、楓の祖母から今週末の祭でのキッチンカー出店を頼まれる。

仕込みを3人でするも、征史郎に「それ以上手を出さないでください」

と冷たくされてしまった。数字のカウントは減っていく。

楓にはわかっていた。征史郎が自ら去っていくことを。

しかし、澤村からバイトを継続してくれるように頼まれた征史郎。

怪我したバイトが戻っても、正式に採用したい。と。

 

しかし、翌朝姿を消していた征史郎。

数字から逃げる征史郎が許せない楓は、橋って追いかけた。

まだ間に合うのか・・・。

征史郎はその頃、駅で楓と会った時からのカウントダウンを思い出していた。

「17」から見えていたそのカウント。

「あと1回・・・」

征史郎はつぶやいた。その時楓が駅に到着し、電車が到着した。

その足元を見送る楓は、征史郎が「あと1回」会えるのは取っておきたい。

という手紙を見た。電車は橋r去り、澤村が後を追ってきた。

楓はその後も仕事にまい進し、新しい後輩ともうまくいっていた。

 

~5年後~

楓は結婚していた。変わらない急ブレーキ。

その隣にキッチンカーが止まり、征史郎がいた。なかなか気づかない征史郎。

しかし、気づいて微笑みをかわした~最後の1回~

 

 

「凪のお暇」脚本大島里美オリジナル「あと3回、君に会える」概要

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