「石子と羽生」1話、硝子の後輩の本当の依頼とはなんだったのか?

羽生こと「羽根岡佳男」は記憶の持ち主であり、いちど見た事は忘れない。それゆえに弱点がある。

 

石子こと「石田硝子」は東大を首席で卒業した位の秀才であり、弁護士を目指して司法試験を受けたが、

 

4度失敗しており、5度目が怖くて受けられず、パラリーガルとして父のマチベンの事務所の手伝いをしている。

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2人の出会いは父がきっかけ

そんな2人が出会ったのは、父が裁判当日にぎっくり腰になり、出席できなくなったため、急遽代役を立てた。

 

それが羽根岡だった。時間ギリギリに登場した彼に、硝子はすでにイライラとしていたが、

 

裁判が始まると、依頼主に不利なことばかりを言う彼に、ますます不満が募っていた。

 

しかしこれは佳男の作戦であり、わざと不利なことを言っておき、離婚裁判において、夫に同情心を持たせることが目的だった。

 

しかし、代役といっても遅刻ギリギリで来て、意味不明なことばかりを並べる佳男に、硝子は二度と会いたくないと思った。

 

しかし、彼と別れてから自分のバックに、今回の裁判の書類が入っていることがわかった。

 

そしてそこの付箋には、彼が今日口にした意味不明な横文字がびっしりと書かれていた。

 

翌日になると佳男は、硝子のいるマチベンに出社してきた。父が知らないうちに雇っていたのだ。

 

そして昨日の裁判の資料早速受け取ったが、硝子は全てを見抜いていた。書類が目的ではなく、書類に貼ってあった付箋が彼の目的だ。

 

図星をつかれた彼はフリーズしてしまった。硝子は予測するのが得意だ。佳男が裁判当日に遅れてきたのも、彼の計算のうちだと見抜いていた。

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後輩からの相談依頼

石子は父のマチベンの経理もしているので、毎月赤字続きの事務所をなんとかしたかった。

 

赤字になってしまうのも、誰とでも仲良くなり気軽に相談に乗ってしまい、結果的に無料で解決してしまうからだ。

 

なんとしても赤字を回復したい硝子は、次の案件を持っていたが、佳男指名で依頼が来た。

 

大庭と言う男性が事務所を訪ねてきた。その相談内容と言うものが、いつも通っているカフェで、充電をしていたところ、

 

いきなり店長から「勝手に充電する事は泥棒だ」と言われ、100万円の損害賠償を請求されてしまった。

 

これは本当に法律に反していることなのか、彼は知りたかったが、まずカフェのマスターが渡してきたものが、「要望書」と言うことに着目した。

 

「要望書」と言う事はまだ正式に請求されていないと言うこと。そして勝手にコンセントで充電した事は、「窃盗罪」に当たる可能性もあることを説明した。

 

しかし何とか示談に応じてもらい、10万円の支払いで済むように、交渉することになった。すかさず硝子は書類を取り出した。

 

大庭が「お願いします」と言った時点で、こちらのマチベンに「依頼した」と言うことになるので、着手金として10万円の書類にサインをしてもらった。

 

そして佳男と硝子は、実際にカフェに赴いて、オーナーと交渉するが、佳男の計画通りに物事が運ばず、あろうことかフリーズしてしまった。

 

しかし、硝子はなんとかこの案件を成功させたいと思い、夜通しでマスターが納得しそうな、計画を練っていた。

 

一方佳男はいちどだけこのカフェを訪れたことがあるが、あの時からかなりメニューの値上げが行われている。と言う事はオーナーはお金に困っている。

 

そこで翌日、もう一度話し合いにカフェに訪れたが、やはりオーナーは資金繰りに困っており、お店の家賃も滞納していた。

 

そこで硝子は、資金繰りがうまくいくように計画書を取り出し、大庭との示談に応じてもらうようにお願いをした。

 

しかし結局は、オーナーが全てを受け入れ、大庭への不正な請求も認めたため、全てを丸く収まった。

 

それでも佳男には、大庭のことが頭に引っかかっていた。本当はカフェのオーナーとの話ではなく、他のことを相談したかったのではないだろうか?

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本当の依頼とは?

カフェのオーナーとの話し合いが一段落して、駅のホームで佳男は大庭に「本当に相談したかった事は何か?」と尋ねたが、彼は何も言わずに行ってしまった。

 

実は大庭は硝子を知っていた。高校の2年下の後輩だったのだ。そしてその時に硝子が「将来は弁護士になりたい」と言っていたのを思い出し、

 

硝子の父のマチベンのホームページを見たところ、硝子の名前がなかったので、佳男に相談したのだ。

 

しかし、大庭が他のことを相談したかった予想はついていた。彼はカフェの居心地がいいから毎日通っていると言っていたが、

 

カフェは仕事場を挟んで、彼のした事は逆方向にある。そして彼がいつも座る席のから見える場所には、彼が整備工として働く自動車会社の本社があった。

 

佳男は硝子にわざと、大庭がいる窓の前でボールペンを落とさせた。そしてそれを拾うふりして、彼に気づいてもらおうとしたが、

 

硝子が「これはセクハラだ」としてやらなかった。しかし大庭は2人がいることに気づき、佳男の追求にも歯切れが悪かった。

 

そこで佳男はカーディーラーに直接行き、どんな問題があるかを聞こうとしたが、大庭の同僚の男性はどこか避けているような感じがした。

 

ようやく大庭が本当のことを話してくれた。会社から嫌がらせにあい、今の整備工に左遷されたのだ。しかしそれをかばおうとした

 

彼の同僚が今度は嫌がらせの対象になってしまい、その証拠をつかもうとあのカフェの窓から盗撮していたのだった。

 

しかし会社側から提示された証拠として、大庭と同僚のメールのやりとりがあり、その中で大庭が同僚にパワハラまがいのメールを送っていた。

 

そして最後には「死ね!」と怒られていた。しかし、大庭は途中までが自分で送信したものだと認めたが、後のものは自分ではないと訂正した。

 

そのメールが送られたとき、パソコンを開けながらお昼ご飯を食べていた。しかし呼ばれて席を立った隙に、同僚が自分で自分に送ったメールだと言う。

 

その事実を確かめるため、大庭もヘルプで入ることになった本社のイベントの様子を2人で壁から見ていた。

 

しかし変わった様子はなかったが、イベントが終わりお店まで行くと、大庭が上司に叱られていた。

 

お客様に売った車が、走行距離をごまかした商品だったことに上司は腹を立てていた。しかしそれは同僚が途中まで接客し、

 

大庭が書類にサインするなど、最後の手続きを任されただけだった。佳男は上司が大庭をやめさせたいと言うことがわかった。

 

しかし、大庭を助けたいと同僚が思っていると直感した。そこで、同僚の男性に上司とのやりとりのボイスレコーダーを出すように迫った。

 

しかし思わず反撃に遭い、佳男はフリーズしてしまったが、父から話を聞いていたので硝子が助け舟を出したところ、

 

これは佳男の一か八かな作戦だったが、本当に同僚は上司とのやりとりを全てボイスレコーダーに録音していた。

 

そして上司が大庭に、「走行距離をごまかして車を売る」ように同僚に指示しているところも録音されていた。

 

つまり大庭を辞めさせたい、上司に同僚はいいように利用されていた。そこで大庭は「他にやりたいことがある」と言って潔く真実を知り会社を辞めた。

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