「クロステイル」6話、最後の講義は探偵対探偵。明かされる学長の過去

ついに探偵学校の講義も最期を迎えることになり、講師は学長の右腕を務める沢木になった。

 

しかし、講義内容は至って簡単「夫の浮気の素行調査」とある。前回のストーカーより幾分簡単だ。

 

と誰もが思った。しかし、沢木は学長のことだから「何かあるはず」だとにらんでいた。

 

コンテンツ

探偵対探偵の素行調査

調査班は3つに分けられた。野木と純子ペアと、藤巻と匡ペアは対象の尾行で二手に分かれ、

 

都賀、芹沢、丸ちゃんは教室内で、画像や音声などから、尾行チームに指示を出すことになった。

 

最初は順調に見えた尾行だが、対象は大手IT企業の社長。尾行を気にしているのか、来た道を戻ったり、

 

いきなり走り出したり、尾行ペアを翻弄させる動きをさせた。沢木は尾行に慣れている。と感じメインで尾行していた野木たちに変わり、

 

藤巻たちを表に出した。しかし様子がおかしい。ビデオをよく見ると、他にも探偵らしき人物が映っている。

 

つまり、妻が夫の浮気を疑い尾行を頼んだが、夫側も妻について尾行しているのではないか!?と推測した。

 

やはり学長の依頼は一筋縄でいくものではなかった。しかも相手は妻の不貞を撮影しようとハニートラップを仕掛けている。

 

それを注意しようと、匡が走り出そうとすると誰かの足につまづいた。振り向くと父を探している東堂が足を出していた。

 

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明らかになっていく探偵たちの過去

匡は純子が、雑誌に載っている「悪徳探偵」が一緒に写った写真を見た。というのが気になり、本当のことを確かめずにいられなかった。

 

学長室に行き、父と写った写真のことを聞くと、すぐに写真を出してくれたが、そこには東堂も映っていた。

 

そのことを告げると、匡の父は自分の利益を優先する最低な探偵。東堂は金に卑しい探偵だという。そして3人はある時期同じ事務所で働いていた。

 

そして、匡が聞きたい父がかかわった事件は、その事務所に所属しているときに起きたらしい。その時まだ新人だった沢木も知っていた。

 

沢木が言うには、「ある人を探してほしい」と依頼を受けたが、実際にじらべ手見ると、依頼者の女性は世界的なピアノコンクールで受賞したばかり。

 

将来有望誌されていたが、窃盗犯が逃げていくのに巻き込まれ、大切な手を大けがしてしまい、ピアノ人生を絶たれてしまったことが分かった。

 

そこで、匡の父は「この依頼は引き受けられない」と断ったが、女性が食い下がってきたので、得た情報を渡してしまった。

 

女性は窃盗犯の男性を見つけ、階段の上から突き落とそうとした。しかし誤って自分が階段から落ち、記憶喪失に陥ってしまった。

 

そして、男性は離婚し子供を引き取ったものの、ギャンブルに明け暮れ六に子育てをしていなかったが、その事件後行方をくらました。

 

男性の行方を捜すと、自殺の名所である崖の上で「遺書」が発見されたが、そこは潮の流れが複雑で遺体がなかなか上がらない場所。

 

それから20年男性は見つかっていない。ということだ。つまり、父が渡した情報がもとでトラブルに発展し一人の男性が命を絶ったのかもしれなかった。

 

だからこそ、学長は匡の父を、探偵として知りえた情報を悪用し、被害者を出した最低な人物だというのだ。

■ドラマ関連

 

■キャスト

 

もう一つの探偵は東堂の探偵

匡のスマホに東堂から着信があり、会うことになった。そして東堂は父親譲りの優秀な探偵である匡を自分の事務所に引き抜きたかった。

 

そのため、今回の「探偵対探偵」の勝負に匡が勝てば、いうことは効かなくてもいいが、負けた場合は東堂の「飼い犬」になり、

 

「ジョーカー探偵事務所」のスパイになることを持ち掛けられた。いったん断った匡だったが、「クロステイル=相手の懐に入る」

 

という教訓を思い出し、その勝負を受けることにした。そして連日の尾行が続く中で、ついに夫がラブホテルに入っていったのだ。

 

芹沢たちは藤巻と匡が、中に入るように指示してきた。男同士で入るのにためらったが、卒業がかかる講義なのでいうことを聞くしかない。

 

2人は意を決して入ると、ちょうど部屋を選択していた。「205号室」と確認すると、部屋に入ったのを確認して、2台の隠しカメラを設置し、

 

隣の部屋に入り、調査を続けた。すると来たのは「女性」ではなく男性。しかも、今急成長しているIT企業の社長だった。

 

廊下に出ると東堂がいた。そして不倫はしていない。この部屋に新規事業の模型が設置されている。と実情を教えてくれた。

 

匡は依頼者にどう報告するのか悩んだ。しかし、母が父の「二毛作最終巻」を読んで泣いていた。これを書き上げたら父は探偵に戻る。

 

すると、今まで家にいた父に会えなくなるというのだ。小説家になった時は毎日あえてうれしかったのに。と泣く姿を見て匡は報告書をまとめた。

 

仲間に見せると、このどこが不貞の証拠になるのか!?と言われたのだが、匡が作成した報告書のタイムスケジュールはすべて「仕事」で埋まっていた。

 

つまり、妻が不倫を疑った「不貞の相手」は「仕事」であったこと。そして、仕事で家に帰らず妻は不安でたまらなくなっていたのだ。

 

そして、学長と沢木で報告書を渡したが、夫側の東堂妻の不貞の証として、写真を提出したが、学長は動じることなく、ハニートラップを仕掛けている様子の写真を提出した。

 

夫は「仕事」と不貞していたことを認め、今は仕事が忙しい。そのため、妻の言い値の慰謝料で離婚が決まった。

 

そして、匡のスマホに東堂から「負けた」とメッセージが来たが、代わりにあの時ピアノ人生を絶たれた女性の住所と、「敵はすぐ近くにいる」

 

と送られてきた。思わず芹沢を見てしまったが、すぐ近くの敵が分からなかった。無事講義に全員合格し、

 

匡は女性の住所を訪ねた。すると女性は夫を見送り外に出て、ごみを出して家に入ったが、すぐに何者かがごみを漁った。

 

その横顔は紛れもなく父だった。慌てて声を掛ける匡。そして話していると、藤巻がナイフを持って父に近づいて行った。

 

20年前に姿を消した男性は、藤巻の父だった。そう身近な敵は藤巻だったのだ。

 

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