「それでも愛を誓いますか?」3話、歩み寄れない2人と、距離を詰めてくる真山
武頼はなんとなく帰りづらく、足立とキスをしてしまったこともあり、純が眠ってから帰宅し、すでに眠っていることを確認してから洗濯を始めた。
翌朝、罪の意識からか純より早く起き、朝食に「パンケーキ」を作る武頼。パンケーキを食べに行く約束を果たせなかった罪滅ぼしもあるのか・・・。
なんだか気持ちが浮かない純に気付かないふりをして、「美味しい」と自画自賛しながらパンケーキを食べる武頼だった。
休憩時間にコンビニで何か買ってきたのか、袋を持って休憩室のソファーに腰を下ろした純。近くには真山がいたがお互い見えない位置にいた。
そこへ純と一緒に仕事をする女性が、同席を求めてきた。そして純の話しを聞きだした。過去に企業向けの旅行代理店で働き
仕事にやりがいも感じとても充実していたが、そこで武頼に会い結婚し、結婚したら「子供」ができるだろう。と仕事を辞めてしまった。
しかし、実際には子供ができることはなく、「専業主婦」のまま【罪悪感】を抱えて暮らしてきたことを打ち明けた。
専業主婦というだけで、自分に収入がなく、全て購入するときは夫が働いた「お金」から出てくる。それに罪悪感を感じ仕事復帰をした。
でも、同い年の女性が、子供をもち家族が増えていくのがうらやましい気持ちもある。と心のうちにある悲しい部分を打ち明けた。
真山は話しが聞こえるように、もっとも純に近づけるように座る位置を変えて、話しを聞いていた。
すると上司の藤谷が来て、真山にあからさまに「なに目?」と聞いてきた。相手は既婚者だから手を出さない方がいい。と忠告して帰って行った。
仕事が終わり帰宅する純。真山は先に会社を出て、通り道で隠れていた。純が通り過ぎると自然に追いかけてきた振りをした。
そして、何気なく歩き出し、話しは一緒にやっているクロスワードアプリの話しになった。「どこまで解けた?」
今のところ、2人の共通の話題でもあり、純の心を満たしてくれる時間が作れるアプリなのかもしれない。
純はわかならなくて、ついずるをしてしまうという。純は真山に「1問どのくらいで解けますか?」と質問すると、近くのベンチで勝負することになった。
何度やっても、ずるはしていないのに純が勝ってしまう。そのうち真山のスマホの充電がなくなり2人は帰ることになった。
いつもより早く帰って来た武頼に思わず【残業】と嘘をついて、洗面所へ向かうと真山からリベンジしたいとメールが来て、即OK!した。
実は、純は2人で勝負した後、空を見ながら「月がきれいですね」と真山に話していた。これは真山は告白と受け止めていいのか。
「月が綺麗ですね」はとある小説により【好きです】という意味を持つようになった。だからこそ、明日のリベンジを早々に申し込んできたのだろうか!?
いつも通り出勤しようとする純。ふといつものパンプスをやめ、下駄箱に大切にしまっていた9㎝ヒールを履いてみた。
なんだか気分があがる。うれしい気持ちで出勤していると、後ろから真山が来て話しかけてきたしかしこのままだと、一緒に出勤してしまうので
真山が一足早く出勤していった。2人とも夜8時のリベンジマッチを楽しみにしていたのだが、真山が藤谷に誘われていた。
名古屋支社からきた女性2人をもてなすように。きっと、純に気持ちが向いている真山を他の女性に気をそらしたいのだろう。
ただでさえ、人とのコミュニケーションが苦手な真山だが、断っても半ば強制的に接待に連れてこられてしまった。
一方の純も、仕事の終わりがけに上司に【残業】をたのまれてしまった。断る理由もないので引き受けたが
上司の女性は、「独身の頃は我慢して9㎝ヒールを履いたわ」と、純の浮かれた気持ちを見透かすように話してきた。
無理やり接待のお店を抜け出した真山は、約束の公園へ走った。純はいなかった。純が残業だと知らない。
純は仕事が終わり帰ろうとすると、武頼から「今から帰る」とメールが入った。しかし上司の言葉を思い出し、
今日なんのためにヒールを履いてきたのか!?思い出すように約束の場所へ走っていた。なんとか2人は会うことができたのだが・・・。
真山が「夜8時」にリベンジを申し込んだ本当の理由は何なのだろうか!?
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