テレビ東京「捨ててよ、安達さん」女の子の正体がやっとわかった時、号泣する。

安達祐実主演、役柄「安達祐実」自身。

という、面白そうなドラマが春から始まった。1話20分ほどなので気軽に視聴することができた。

全12回、すべてが終了したが、そのテーマは「安達祐実の断捨離」

これは雑誌の【企画】として、私物を捨てていくことだった。

 

コンテンツ

謎の夢の中の女の子

雑誌の連載企画がスタートしてから、安達が眠りにつくと「女の子」が現れるようになった。

そして、いつもなんらかの「コスチューム」を着ている。

それは、【捨てて欲しい物】達にまつわるコスチュームだった。

書店の「ビニール袋」と、それを入れてもらった雑誌についていた「輪ゴム」の時には

いかにも、少し古い書店にいそうな、はたきを持った姿だった。

 

「思い出の黒いピンヒール」の時は、ちょっとすす汚れた【靴磨き】風のコスチュームで

毎回、【捨てて欲しい物】達を表していたのだが、安達が好きな紅ショウガを食べたり

安達以外知らないことを知っていたり・・・。

【あなたは一体誰なの?何歳?】と安達が聞いても

【私はあなたと同じ年】としか答えなかった。でもどう見ても5~6歳の女の子だった。

 

その正体に気付き始める

通常ならば誰も「知らないはずの安達祐実」を女の子は全部知っている。

そう、女の子は言っても、さすがにそれは【嘘でしょう】と安達は思っていた。

でも、スウェットのパジャマが【捨てて欲しい!!】と懇願してきた時

安達は初めてそれを断った。2人の子供がお腹にいる時に来ていたパジャマ。

しかし、ドラマのクランクアップの記念に、共演した女優さんから新しいパジャマをプレゼントされた。

スウェットのパジャマ曰く「新しいあのもこもこしたのが、ぎゅーって押してくるの!!」

「ゴミ捨てじゃなくて、私は外にも出たかった。でも、もうゴムも伸びきって限界なんです!!」

 

時には涙ながらに訴えるパジャマに、今までは「捨てる」決断をしてきた安達も

このパジャマには「自分と子供が生まれてきた思い出が詰まっている」として

捨てることに猛反発した。そして目が覚め、いつものように家のごみをまとめていた時にふと

【赤いゴミ箱】が目に留まった。そして、そこで立ち止まる安達祐実。

何か思うことがあったのか、ハッとした表情だった。

 

3か月前の電話

「ベビーモデル」としてデビューして以来、「母の言うことはすべて正しかった」

その通りにしてきた。でも、今は自分も家庭を持ち、【親】となり生活している。

そこに干渉してくる母からの電話だったのか・・・。

電話を切って、思わず安達は大切に保管していた【へその緒】を捨ててしまった。

 

それ以来、赤いゴミ箱には近づいていない。

だからこそ、3か月経ち、忘れかけた頃、そのゴミ箱を目にして思い出した。

「私は母の私物じゃない!!」

という思いから、捨ててしまった【へその緒】

「私は安達さんと同じ年」というのも、納得がいく。捨てたままの【へその緒】

夢にずっと出てきたのは『捨てて欲しくない!!』というためだった。

そして、母親の子供として生まれた。それが自分なんだとわかって欲しかった。

「母の私物」ではなく、「母がいたからこそ、今の自分がある」そのことに一番気づいて欲しかった。

そんな思いを、伝えに毎回夢に出てきたのではないだろうか・・・。

自分は母の私物ではないといいながら、娘のことは「自分の物」と思う矛盾。

生まれたからには、それぞれ個性があって、誰の所有物でもない。

そんなメッセージを女の子は安達に伝えに来たのかもしれない。

タイトルこそ「捨ててよ、安達さん」だが、本当に捨ててはいけない「絆」を捨ててはいけない。

ということなのだろうか・・・。

 

 

 

テレビ東京「捨ててよ、安達さん」プライベートを垣間見る普段の安達さんの姿。

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