映画【his】宮沢氷魚×藤原季節、同性愛者が行きついた家族としての選択

歌手BOOMの長男である宮沢氷魚さんが主演した映画、「his」大学の時、迅が付き合っていたのは、同性の渚。

 

しかし、大学卒業前に唐突に渚に別れを言われ、それから会うこともなく迅は社会人となりましたが

 

同性愛者として生きる肩身の狭さに、息苦しさを感じ岐阜県の山奥白川村に移り住み自給自足生活をしていました。

映画【his】概要

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あれからどんだけ経ったと思ってんだよ。の台詞で二人がそれぞれ過ごした
時間の違いを決定的に表していたのが凄がった。

ソラちゃんが可愛すぎる。#his pic.twitter.com/vGSQH6RhCo

— 入江甚儀 (@jingi_irie) February 3, 2020

映画公開

2020年1月24日

原作

「his〜恋するつもりなんてなかった〜」

2019年4月9日から放送された、メ~テレ制作ドラマ。

脚本

アサダアツシ（テレビドラマ脚本も担当）

• （裁判長!ここは懲役4年でどうすか
• ペンギン夫婦の作り方
• his

監督

今泉力哉

• アイネクライネナハトムジーク（2019年）
• mellow（2020年）
• his（2020年）
• 街の上で（2021年）
• あの頃。（2021年）

あの頃。 [ 松坂桃李 ]

主題歌

Sano ibuki

「マリアロード」

マリアロード

DVD&Blu-ray

2020年8月5日発売

his【Blu-ray】 [ 宮沢氷魚 ]
his [ 宮沢氷魚 ]

キャスト

宮沢氷魚　藤原季節　松本若菜　松本穂香　外村紗玖良　中村久美　鈴木慶一　根岸季衣　堀部圭亮　戸田恵子

 

映画【his】ストーリー

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#his 2回目
印象的な台詞、「どこかで、自分たちが一番弱いと思っていたので」からの、空ちゃんとの電話のあと、渚が泣くことを耐えきれなかったシーンがなんとも… pic.twitter.com/cKpUfKd7nq

— nina (@aftercoffeemint) February 3, 2020

迅は「同性愛者」であることを、周囲に隠して生活していたが、その暮らしに疲れ岐阜県の白川村に移住し、静かな自給自足生活をしていた。

 

そんな穏やかな日々に、突然6歳の娘を連れたかつての恋人渚が現れた。「バイ」だったのか・・・。と知った迅だったが

 

渚も渚なりにあれからの人生を生きながら、【普通に家庭】を持つことができるのではないか・・・。と通訳の女性と結婚したが

 

結局自分が欲していたのは【女性ではなく男性】でも、満たされない欲求、どれだけ男性と体を重ねても満たされない。

 

それは渚には迅しかいない。生涯かけて愛せる人は迅だけだと気づいた。そして妻との離婚調停に入ったため、住む場所を求め迅のところへ身を寄せた。

 

そんな中で密かに芽生えていく、2人の未来は娘の空と3人家族の未来。そのために調停で親権を取るために争うことになるが

 

裁判に発展した時、渚は妻の幸せでもある「子供の成長を見守る」時間を、自分が奪っていたことに気付いた。

 

そして、手放した親権。そこから2人の生活が始まるが、村人にも温かく見守られ、穏やかな暮らしと、時々過ごせる空との時間を手に入れた。

 

映画【his】感想

のどかな自給自足生活をしながら、物々交換で生活している迅。それは都会で「ゲイ」として隠れて生きることにつかれた姿。

そして、村人との触れ合いは最低限だが、猟師の老人緒方とは交流があった。それが彼の唯一の心の支えだったのかもしれない。

何も言わなくても、通じ合える気持ちがそこにあるような。いきなり渚が現れた時も、すでに二人の関係を見抜いているようだった。

そして、遺言のように「噂話は放っておけば消える」と言い残し、この世を去ってしまった葬儀の席で、自分が「ゲイ」であることを告白する迅。

その後真実を聞いても、人々の触れ合いは変わらなかった。うわべだけの付き合いではなく、心からの付き合いが築かれていた。

そこには二人の存在を否定する、都会のような空気もなく、否定もしなければむしろ「人それぞれ」と受け入れる心地よさが流れていた気がする。

 

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