きっと騒々しかった我が子の部屋の掃除を祖母に任せる。

我が子は洗濯物を片付けることがありません。

そして季節感がありません。今でも夏のパジャマを着て寝ることもあります。

そのため床の上には洗ったものか、洗っていないものかわからないものだらけです。

そしてむやみに歩こうとするならば、必ず何かを足で踏みつけ壊します。

 

祖母に頼んだ大掃除

なるべく自分でやらせようとがんばりますが、「終わった」とすぐに言います。

私からすれば、何が変わったか終わったか分からない状態です。

でも本人はこれ以上片付ける事はないと言い切ります。

昨日来ていたパジャマが床に散乱していても、きっと我が子には見えていないのでしょう。

あまり私が片付けてはいけないと思い、手出しはしませんが、さすがに床一面に広がった衣類や何かが

私の中で限界を迎えました。もう手が付けられない状態です。というかつけたくない状態です。

そのため私がちょっと仕事に出ている間に、祖母に一緒に片付けてもらうように頼みました。

メールに何をどこにしまうかを詳細に書き込んでおきました。

すぐにどれが洗濯物ですか?

とメールが返ってきましたが、それは私にも我が子にもわかりません。

怪しいものは全て洗濯物です。

 

帰ったら洗濯物でいっぱいになっていた

想像していました。

床の上に置いてあるものがすべて洗濯ものであってもおかしくない状態です。

5.5キロの洗濯機がいっぱいになりました。

何を洗ったのかわかりませんでしたが、干すときにわかりました。

裏返しになった冬のパジャマと、裏返しになった夏のパジャマです。

そして、着たか着ないかわからなかったシャツや、使ったか使わなかったかわからないハンカチでした。

後は、着たかどうかわからない上着。

それだけで5.5キロがいっぱいでした。

後はこの洗濯物が乾いたら、きれいになった部屋の中に、所定の場所へ収めるだけです。

 

なぜ床に散らばるのか?

衣類をしまう場所や、季節外れの物をしまう場所はわかっているはずです。

しかし、本人に季節感と言うものがないので、今夏のパジャマを着ていいのか、冬のパジャマを着ていいのかが分からない状態です。

だからこそ、夏物のパジャマがそこにあっても不思議ではなく、そこにあるから着るのです。

そして衣類も、床にあった方が広がっていてわかりやすいのでしょう。

毎朝広がっている中から、拾い集めて学校へ着て行きます。

我が子にとって、目に見える世界が全てです。目に見える世界と言うのは、目の前に見えている世界です。

なので引き出しやクローゼットにしまってしまうと、子供の目からは見えなくなります。

それは探している衣類がないと言うことになるのです。しかし床に広がっていると、どれが洗濯物なのか

何かの下に、なくしものがないか分からなくなってきます。

実際に洗濯物の下からたくさんのものが出てきます。それをあったと言って喜ぶのです。

目の前にある床に広げておくことで、我が子にとっては見やすい世界を作っているつもりですが、その上に重ねていくので、逆に見えない世界を作り出しているのです。

それは我が子が気づかない限り、収納の引き出しやクローゼットの意味を理解することは難しいかもしれません。

 

コメントを残す コメントをキャンセル