発達障害児に必要な療育とは・・・!?

発達障害児、自閉症スペクトラム障害など、名前はありますが

共通しているのは、「特別な療育が必要」な存在である。ということです。

「療育なんてしなくても、育っていけば自然に身につくでしょう・・・」

と、考えている方がほとんどなので、障害を持っている子供、グレーゾーンの子供は療育という

必要な教育をないがしろにされがちです。

 

障害児の特徴

 

 

まずは、障害児と健常児を比べてみると苦手なこと、できないことがあります。

でも、それは個々の個性としてとらえることもできますし

できないとされていても、できる子供もいます。

 

・手足の関節が固い=運動が苦手

・見た物を瞬時に認識することが苦手

・見た物を写すことが苦手

・計算がなぜ必要か理解できない

・部屋を清潔に保つことが理解できない

・自分の体をさわること、触られることが苦手

・身だしなみが大切である意味が理解できない

・手先の作業が苦手

・時間の感覚を持たない

・被害妄想を持ちやすい

・その場に必要な言葉を選べない

・人とのコミュニケーションが苦手

 

これは、ほんの一部のことなのです。

一部を見るだけでこれだけあるのですから、個人、個人を見ていくともっと多く

できないこと、苦手なこと、理解できないことが多くあると思います。

 

なぜ療育が必要なのか!?

 

苦手なことなど単体で見ていくと大したことではありませんが

大人になった時に、子供自身がとても困る事態となり、最悪

・引きこもり

・ニート

・二次障害からの精神病

・自殺

・被害妄想による殺人

 

これは脅しなどではありません。

今社会的にもニュースで日々取り上げられていますが、そのほとんどが

30代、40代以降の方が起こした事件などであることに気付いていますか!?

親が亡くなったあと、引きこもりの子供をどうするか!?

という問題に対しても、引きこもりの子供の世代は30代以降です。

それはどうしてなのでしょうか!?

 

一般的に「発達障害」が認知され始めたのは20年ほど前からです。

そこから、「療育」ということもはじまっているので、30代以降の大人たちは

幼少期「変わった子」「周囲になじめない子」「忘れ物が多い子」で済んでいたのですが

実は、それは障害による「症状」のひとつだったのです。

その頃に、必要な「療育」を受けて、自分自身が「物事に対応する力」を付けておけば上記のようなことは防げたかもしれません。

*これは私一個人の意見です。

 

障害があることは恥ずかしくない

 

発達障害、自閉症スペクトラム障害・・・

みていると、本当に様々な個性があります。そして、接してみるとどの年代も本当に素直で明るい子たちです。

しかし、この素直で明るい子たちが、そのまま大人になると「悪用」されるのです。

借金の保証人に簡単になってしまう

簡単にお金を貸してしまう

いじめられていると自覚できない

人の罪をその人のためと被ってしまう

人に騙され事業を興しては借金まみれになる

など、様々な「悪用」の可能性は否定できません。

障害は恥ずかしくありません。子供自身はとても素直に「自分を受け入れています」

その子供を受け入れられないのが、親である大人です。

 

障害は「個性」の一部です。

将来その「個性」を、悪用され自分の子供が苦しむことのないように

必要な訓練は早いうちに始めた方がよいのです。

「障害は個性」

療育を行い、トレーニングが進んだとしても、その子の根本的な明るく素直な部分は変わりません。

子供の将来を、子供自身の足で歩いていくために、療育は大切なトレーニングです。

関連記事

放課後等デイサービスへ通い始めてよかったこと

我が家は児童相談所をフル活用しています。

発達障害にはよくある悲しいと感じる瞬間だろうか?

 

コメントを残す コメントをキャンセル