学習障害の長男を育てる父親を演じる「俺の家の話」

TBSで新しく始まった長瀬智也さん主演の「俺の家の話」では、父の危篤をきっかけに、

 

プロレスラーを引退し、長男として日本の伝統芸能である「能楽」を継承していくと約束した寿一。

 

その寿一には、「学習障害」を持った長男がいます。名前は秀生。落ち着きがない性格と言うこともあるので、

 

学習障害とAD HDの可能性はあります。第二話ではそのことも取り上げられました。

 

「俺の家の話」概要


伝統芸能である「能楽」を継承する家に生まれた寿一。しかし、才能がありながらも、長男だから後継者になると言うことに納得がいかず

 

17歳のときに母が他界し、それをきっかけに家を出てプロレスラーになりました。

 

その後20数年、実家とはほとんど連絡も取らず過ごしてきましたが、「父危篤」の知らせを受け、病院に駆けつけました。

 

しかし、父は意識を取り戻し、若い介護ヘルパーと結婚すると言い出します。しかし痴呆の症状も進んでおり、舞台に立つ事は不可能と思われました。

 

父である寿三郎が倒れたことで、支援者が減り、若いヘルパーと再婚すると宣言したことで、またまた支援者が減ってしまいました。

 

ただでさえ、父が舞台に立てないため、代わりに芸養子として、寿一と共に育った寿限無が舞台を務めますが、

 

収入はやはり激減してしまいました。そこに寿一が後継者として名乗り出たため、本格的に再び能楽の稽古が始まりました。

 

しかし、学校では落ち着きがなく騒ぎばかり起こす長男、秀生は定期的に父と過ごす時間を持っているため

 

自然に、能楽を鑑賞することになりますが、あんなに学校から呼び出しを受けるほど、騒がしい子が能楽には興味を示し

 

そして祖父は、才能があると稽古を始めました。秀生は能楽に出会うことにより、埋もれていた才能が開花するのでしょうか。

 

秀生の障害

秀生には「学習障害= LD」があるため、ドラマの中では「書く」ことに支障があるようです。

 

死ぬと書くところを四ぬと書いていたり、寿一の代わりにいとこが、一緒にゲームで遊んでいましたが、

 

脳トレゲームだったようで、書く文字が違うため、長女の舞があまりにも間違いが多いので

 

「え?この子6年生だっけ?3年生だっけ?」と話していました。

 

そして第二話では、離婚した元妻ユカと「フリースクール」を訪れ、秀生も見学をしていました。

 

学校では、落ち着きがなく学習に集中することができないため、フリースクールならば、秀生の特性も活かせるのではないかと言う考えで

 

ユカは学校よりもフリースクールに通わせたいと、寿一にお願いしますが、月額20,000円と言われ、お金のない寿一はフリースクールに通うことをしぶります。

 

ドラマ内を見ていると、父との会話は普通に行っており、母との暮らしも正確に伝えることができるため、

 

知的には障害がないと思われます。しかし、話し言葉も特に特徴がないため、「アスペルガー障害」を持ち合わせているかどうかは分かりません。

 

もしアスペルガーを持ち合わせているならば、知能的にはかなり高いはずなので、能楽を行ってもかなりの才能を発揮すると思います。

 

そして秀生に向いているのは、能楽は書いて覚えるのではなく、師匠から口伝教わるため、苦手意識を持つことがないのです。

 

さらに、落ち着きがないと言う特徴も、能楽では舞台の上を動くので、秀生にとっては面白い出来事だと感じることができるのでしょう。

 

同じような経験をした芸能人


芸能人の中でも、同じような例があります。落語家の柳家花緑さんです。

 

祖父である落語家の柳家小さんの、お孫さんとして誕生しましたが、自分自身が発達障害があるとは知らずに育ちました。

 

そして、40歳を過ぎてテレビに出演したときに、かつての通知表を公開した際に、視聴者から指摘され検査星障害が分かりました。

 

しかし落語も、書いて覚えるのではなく、師匠から口伝で教わるので、記憶が苦手ながらも、工夫して覚え舞台に上がることができました。

 

そしてAD HDが多動ではなく、多弁で症状が出ているので、落語家には向いているのです。
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