大人になり診断が覆るきっかけとは!?

私は今回2カ月半の「静養入院」をしました。コロナ対策で静養病棟がかなり狭くなり、

すべてが4人部屋となり、いつも誰かがいる状態の部屋で過ごしましたが、その中で診断が覆る場面に2度遭遇しました。

いずれも、「うつ病の静養入院」として入院してきた方たちです。

 

Aさんの場合

Aさんは子供が2人いますが、8年前に長男を出産し「産後うつ」と診断され

他の病院を受診していましたが、状況が変わらないので病院をセカンドオピニオンで変わり入院しました。

静養というより「治療方針の見直し」でしょうか!?

長男には「発達障害グレーゾーン」だというのですが、どうみても我が子と似ている部分があるのです。

服の脱ぎ散らかし

コップを洗わない

手を石けんで洗わない

服の乱れを気にしない

スマホ依存症

 

そして、8年前からは子育ても無理と家族に判断され、姑が子供の面倒を見ているそうです。

しかし、それを「楽だ」と思っているようでした。そんな彼女が「テスト」を受けることになりましたが

「IQ」が70しかなかったそうです。平均が100なので、やはり知的にも問題があるようで、小さい頃の話しを聞くと

やはり、変わった子供として、いじめを受けることも多々あったようです。

そして、退院時にはテストの結果が出て「発達障害による二次障害によるうつ病」

と診断が変わり、彼女は知的に障害が元々あることが分かり、手帳も精神手帳ではなく

障害者手帳発行の準備と、障害者年金受給の手続きに入ることになりました。

 

Bさんの場合

BさんはたまたまAさんのベッドに「静養入院」してきた38歳の女性ですが、就労支援で週5働いていました。

しかし、過剰に「手を拭く」「身の回りの物を拭く」つまり脅迫観念が強い部分や

パニック障害や、うつ病など様々な病名を持ち入院してきました。

しかし、彼女の行動を見ているとやはり「スマホ依存」は疑われました。

食事中も、寝る時もスマホが放せず、触る時はおしぼりで拭かないと触れない。

周りから見ると異常な状態ですが、彼女にとってはそれが日常でした。

 

そして、私と同じクリニックから来たのですが、やはり彼女の状況を見て「再検査」が必要。

と、判断され、私がいる間にも2種類のテストをうけていました。

その後も3つほど受けたようですが、どうやら彼女も「発達障害」からのうつ病やそのほかの病気を発症している可能性が強い。

ということです。

 

退院して間もなく、子供の年中の時の担任と話す機会がありましたが、我が子の障害の可能性に気付かなかったようです。

やはり、「発達障害」の一般的基準が「男の子」となっているので、「女の子」は障害に周りが気づくことなく

成長していき、様々な心的障害を発症してから、発達障害が分かるケースが多いようです。

私は、運がよかったのか子供が3歳の頃から、周りと違うと感じ、監察し続けていたので

今こうして、療育手帳を発行され、支援級で過ごすことで、落ち着きを取り戻すことができましたが

発達障害の症例は、男の子と女の子でかなり違う。ということをしっかり覚えておかないといけないですね。

 

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