「発達障害」
私自身がこの言葉を知ったのは、子供が3歳の頃。10年ほど前のことです。
それまではそんな障害があることすら知りませんでした。ちょうど子供の友達が「発達障害のグレーゾーン」という話しから
その障害が何であるかしることになりました。昔で言えば
自閉症・言語障害・精神薄弱・知的障害・・・
などと、個々の障害名で呼ばれていましたが、20年ほど前から呼び方が変わったのでしょうか・・・!?
発達障害とは・・・
発達障害とは、子供が生まれた時にすでに「脳」に障害を持って生まれてくるため
治療をして治していくことはできませんが、本人がトレーニングをつむことにより将来社会に適応していけるようになります。
どうして「発達障害」と呼ばれるようになったのか!?
それは、生まれつき脳に障害を持って生まれてくる子供は、どれかひとつだけの障害を持って生まれてくることは珍しい。
ほとんどの場合が、いくつかの障害を持ち合わせて生まれてきます。
自閉症・言語障害
知的障害・多動
自閉症・注意欠陥障害・知的障害
そのため、個々の障害名で診断するよりも「発達障害」=「自閉症スペクトラム障害」と診断することで
より、障害がはっきりとわかるようになったと思います。
我が子の場合ですが、診断名は「自閉症スペクトラム障害」
内容は
知的障害
ADHD
学習障害
大きくはこの3つを持ち合わせていますが、それぞれの程度はばらつきがあり、すべてが軽度、すべてが重度というわけではありません。
自閉症スペクトラム障害の中でも、学習障害が重いという診断です。
そして、それをさらに邪魔をしているのが、注意欠陥多動性障害といわれるADHDです。
つまり、「落ち着きがない」ことがさらに、学習の機会を奪っている。という診断結果のため、
他の障害については薬での治療はできませんが、ADHDは神経に働きかける薬を服用することで
「落ち着き」を少し出すことができ、椅子に座っていられる時間、先生の話しを聞ける時間も少し長くすることができます。
自閉症スペクトラム障害とは・・・!?
先ほどから、私が「=」で発達障害と同列で示していますが、もちろん医学的には違いがあります。
しかし、一般的には同列・同類の言葉として説明されることが多いです。
共に、遺伝的要素を持って生まれてくる障害であり、なぜ、発達障害=自閉症スペクトラム障害が今多く聞かれるようになったのか!?
ここからは持論になりますが、それは戦争が関係してくると思います。
戦後第1次ベビーブームが起きます。
そして、医療の進歩により助からない命も健康に育つようになったことも要因でしょう。
それまで「障害」と思われていなかった
どもり
吃音
落ち着きのなさ
すこし勉強ができない
と、言ったことは、今ではすべて「障害」であると診断されます。しかもその「障害」は遺伝性であるとわかっています。
つまり、戦後のベビーブームで人口が増え、さらに2次ベビーブームで人口が増えますが、その頃もまだ「発達障害」という言葉はありません。
そして、上記にあげた事柄も「障害」として認知されておらず、通常の子供と変わらない教育を受けて育っています。
そのため、自身が発達障害と知らない人が親となり、その子供へ遺伝をする。そして、そのまた子供に・・・。
という段階で「発達障害」ということが今やっとわかってきたのではないでしょうか!?
先ほどから「遺伝による脳の障害」と書いていますが、では我が子はどこから遺伝したのか・・・。
それは、実の父親(離別)からの遺伝ではないか。と推測しています。
我が子は半年一緒に父親と暮らしただけですが、話し始めてからというもの、受け答えやかんしゃくのポイントが同じなのです。
つまり、元旦那の受け答えと、DVにつながる出来事のポイントが同じということは、元旦那が発達障害だった可能性は否定できません。
しかし、今は離婚もし、連絡も取っていないため確実なことはわかりませんし、分かったところで、子供の脳が健常者と同じになることはないので、今は彼について何も思うことはありません。
しかし、彼も誰かから遺伝したという可能性が高いのですが・・・。
それは父親なのかもしれません。話し方や人との接し方に独特な特徴がありました。
しかし、一流企業の会長職を務めるような方です。「知的」に関しては持ち合わせていないものの、コミュニケーションについては、彼の父も苦労したような話は聞いたことがあります。
こうして、我が子が生まれてから「自分も発達障害だった」とわかる親が最近増えています。
我が子に「???」が付く部分があれば、自分もこうだったから!!
と、思わずに小児科に相談してみてください。
そのままにしておくと、将来子供自身が苦しい立場になることがあります。
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