「発達障害です。」と我が子が診断を受けた時、「だから!?」という感覚でした。
そのだから!?は喧嘩を売っているわけではなくて、「だからその続きを知りたいの!!」
発達障害
と一言で言えてしまいますが、実は多くの種類があることはご存じでしょうか!?
今回は、発達障害に分類されている障害名を大まかに見ていきます。
発達障害に分類される障害名とは?
発達障害はすでに、生まれた時から、その子が持っている障害です。
ただ、軽度、中度、重度とあり、親が気づくか気づかないかで、その子に診断名が付くかつかないかも左右されます。
私、個人の経験ですが、
「我が子を障害者にしたくない」から、他のことはちょっと違っているけど、病院へは連れて行かない。」
「障害を疑われたことがあるから、1回病院へ行ったけど診断名が出なかったからもういってない。」
と、親の気持ちで、子供の将来を左右するかもしれない診断のチャンスを逃しているケースが多いと思います。
診断が一度つかなくても、その時は調子が良かったとか、課題が合っていたなどの条件がそろっていたのかもしれません。
障害があるかもしれないけど、障害名が付くと「かわいそうだから」病院へ連れて行かない。
それらは、本当に「自分自身の子供の幸せ」を考えているでしょうか!?
自分の体裁だけを取り繕って、都合よく理解しているのではないでしょうか!?
早いうちに診断がつくこと、早いうちに診断名はつかなくても、定期的に専門医にかかることにより
子供自身の
生きづらさの解消
適切な教育
適切なサービス
へと、つながり、なにより子供自身が早くから、自分自身について理解することにより
障害をもちならがらも、どのように世の中と関わっていけばいいのかを学ぶチャンスが増えます。
そして、障害がありながらも、「得意な分野」を伸ばしていく教育をするチャンスを見つけることができます。
親が自分の体裁で「子供に診断を受けさせない」のは自由ですが、子供の将来に果たして親は責任を持てるでしょうか!?
子供より自分の方が後に死ぬことはできるでしょうか!?
ある日突然、事故などにより自分が亡くなり、子供だけを残してしまう可能性はないでしょうか!?
私自身はうつ病なので、いつ自分自身が崩れ去り、自分で自分に何をしでかすかわからない恐怖に似た感情があります。
そのため、子供にはきちんと「頭の中にある障害」についてことあるごとに説明しています。
そして、最近起こったことですが、子供の障害特有の「かんしゃく」と、自分自身のうつでのパニックが重なって起こってしまい
私自身が自分の腕を切り落とすか、子供を傷つけるか・・・。
本当に正気を保つぎりぎりのところまで、精神的に追い詰められたのですが、そんな時に「児童相談所」へ自分で通報できたのです。
普段から、障害についてお世話になっている部分もあり、助けを求める意味で「子供を私から保護してください」
と、通報し、すぐに職員さんが駆け付けてくれました。そこから、適切な対応をしていただき、「児相」とも定期面談を続けることになりました。
前置きが長くなりましたが、「発達障害」に分類される障害名ですね。
発達障害とされる障害名
自閉症
特徴的なのは、自分以外の人間とのコミュニケーションを特に苦手とし、強いこだわりがあります。
アスペルガー症候群
知能指数はとても高いのですが、他者とのコミュニケーションが苦手です。知能指数が高いため、障害と見落とされたまま大人になるケースが多いです。
学習障害
読み・書き・計算などが困難で、授業についていくのも本人はとても大変だと思います。
注意欠陥障害
ADHDと呼ばれる部類です。一つに注意が行くともう一方に行かなくなるので、猪突猛進的な性格でもあり、忘れ物が非常に多いのも特徴です。
多動性障害
こちらもADHDに分類されますが、男の子の場合だとすぐに動き回る。女の子の場合だとずっとしゃべり続けることが特徴です。
知的障害
小学校においても「知能テスト」ということが行われると思いますが、一定の基準値に満たない場合学習能力に障害があるとされています。
言語障害
いわゆる「言葉が出ない」「話さない」「どもり」「吃音」などが分類されるかと思います。
発達障害児の割合
発達障害の子供は一定数います。私自身子供のことで、担任や教頭など、学校関係者の方と話すことは多いです。
保育士関係の友人も近くにいるので、話すことは多いのですが、発達障害を疑われる子供の人数は
1クラス30人程度いれば3人ほどは「!?」となる子がいるそうです。もちろんその中には診断のつかない「グレーゾーン」の子も含まれます。
その中でしっかりと診断を受ける子供は、1人くらい・・・。
先生や保育士という教育的な立場からしても、親御さんへ「障害の可能性があるので、診断を」とは言えないのが現状のようです。
そのため、クラスの編成によっては、障害のある可能性の子供たちが偏ってしまい
授業にならないことなどもあるようです。