実力は俳優の井之脇海さんと、三浦透子さんのW主演の映画「月子」映画の公開は2017年です。
知的障害のある月子という少女と出会った、タイチは突然父親が首つり自殺をした。彼はただそれをみていた。
親殺しの疑いをかけられ、居場所のなくなったタイチ、施設から激しい虐待を受けていた月子のストーリー。
映画「月子」概要
月子 DVD | ||||
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キャスト
井之脇海 三浦透子 真野瑛太 鈴木晋助 杉山ひこひこ 大地泰仁 信川清順他
脚本・監督
越川道夫
- アレノ(2015年)
- 海辺の生と死(2017年)
- 無限ファンデーション(2018年)
海辺の生と死 DVD/満島ひかり[DVD]【返品種別A】 | ||||
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映画「月子」ストーリー
家族と仕事を失った少年と、施設を抜け出した知的障害の少女の話。
先の見えない絶望感と共に進む旅の終わりが気になって見始めたら、あっという間にエンドロール。#井之脇海 さんも #三浦透子 さんもすごい難しい役柄だけど、台詞よりも表情や視線、そして動きで見せる演技が上手い。 pic.twitter.com/xYDWyax6oI
— けんいち〜映画好き〜 (@1g01a) March 16, 2021
3日も仕事を無断欠勤しているタイチを、同僚が訪ねてきたが、そこにあったのは彼の父の遺体。仕事から帰ってきたら死んでた。
実は彼は父が酒ばかり飲み、だらしない生活をしながら、首つりをするのを黙ってみていた。止めなかった。
父の幼馴染が、彼の仕事の世話をしてくれたが、タイチには「殺人容疑」がかけられてしまった。一人で父を荼毘にふし
家の中を処分して、町を出て行くことにした。その時、以前橋の欄干に上り鳥を見ていた少女に出会った。
その時は施設の人らしき2人が迎えに来たが、今回はその2人と警官がいるが、タイチは気づくと少女を連れて逃げていた。
途中まで来ると、少女は「痛い」と言い出した。髪を上げると首元は赤く腫れあがっていた。施設を抜け出すたびに虐待を受けていたのだろう。
少女の名前は「月子」彼女はお母さんのいる家に帰りたいという。しかし、彼女から得られた情報は、海の近くの家。
コンビニでお弁当を買っても、月子は食べない。食べさせても噛んでくれない。無理やり噛ませようとすると抵抗する。
タイチは家に帰してあげたいと思い、一緒にわからない家を目指すことにした。しかし、その途中でゴミ置き場から
カセットプレイヤーとカセットを見つけ、月子はそれが気に入り何かあると聞き入っては、歌を覚えて歌っていた。
相変わらず月子からは、家の情報が得られなかったが、やっと月子がリュックを見せてくれた。そこには手作りのスカートらしきものがあったが
よく見ると、実家の住所と電話番号が縫い付けてあった。タイチはそこに電話するも応答はなかった。
しかし、住所は分かったので電車を乗り継ぎながら、住所を目指していく中で、月子はタイチに心を開いていく。
それでも伝えたいことや、嫌なことがあると、両手で自分の頭を殴る月子。タイチは「見てる僕も痛いからやめて」
と、止めても聞かない。途中何度か食事をしたが、月子は何も食べてくれなかった。しかし、月子が「牛乳」と口にした。
やっと、月子の食べられるものがわかった。そして、自宅住所が近くなったころ、一度は布団で寝たい。
と、シティホテルに入るが、月子の背中は虐待の痕であざがすでに黒ずんでいた。
それでも、月子は自宅が近くなると、母について話し出した。「あなたといると気が変になる」
「でも、あなたを愛している」と言って指輪をくれたこと。施設の人間はもう何年も連絡もよこさない親に返す必要はないと言っていた。
道中電話をするが一度もつながらず、ついに月子が生まれた土地に来た。嬉しそうにしている月子。
しかし、実家あたりはなんだか様子がおかしい。近くの人に聞くと「海で地震があって、まだ見つからない人もいる」
月子の母が連絡をしなかったのは、できなかったのではないのか!?自宅は流されたのか、跡形もなく更地になっていた。
そして、タイチといつの間にか手をつないだ月子は歩きだした。彼らは世界でたった2人なんだ。父を亡くしたタイチと、母を亡くしたかもしれない月子。
Twitter感想
映画『 #月子 』ついに家でも観られるように!
ケイズシネマで観た時に音のリアリティ感銘を受けたけどこれ、カメラも素晴らしい。オープニングのカットからとてつもない広がりと奥行きを感じる。
ブルーレイで出してほしかった…と思ったけど、DVDのこれでも判る良さ。好きだ #三浦透子 #井之脇海 pic.twitter.com/W7FPMkysHb— nyannyaway (@nyannyaway) March 21, 2021
映画 #月子 のDVD発売決定の嬉しいニュース。DVD化して欲しいと折に触れて言ってきた、私の発言に影響力があったとは勿論思わないが、#三浦透子 の障がい者演技の半端なさと、#井之脇海 の粗野な青年が月子との出会いによって変わってく様を、見易い作品ではないが、1人でも多くの人に観て欲しい。
— かりん~人工関節を入れた風来坊、己は何の為に生きてるのかと日々悩む。 (@karintyann) December 20, 2020
月子を演じる透子さんの自然さ。知的障害があるから、気持ちが言葉にならないもどかしさも伝わるし、
「最後の贅沢」とシティホテルに行ったとき、離れていた月子がタイチの横に座り、手を握る。
それは紛れもなく、普段月子が施設で供用されてきた、性的虐待を表しているのかもしれない。
でも、タイチはそんな月子を愛おしいとだんだん思うようになり、それと同時に月子も心を許していく。
結局家はなかったけど、月子なりに理解したんだろうな。もうタイチしか頼る人はいないと。